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『ワンパンマン』は、ONEによる日本の漫画作品。2009年7月3日からウェブサイト上で連載され、2012年9月2日放送のNHK『ネット発 マンガ革命』によれば、1日2万回閲覧され累計1000万人以上が閲覧したという[1]。 リメイク版(作画:村田雄介)が『となりのヤングジャンプ』(集英社)において2012年6月14日から連載されている(6撃目 - 14撃目のみ閲覧不可。ただし原作の6撃目 - 14撃目と同じ内容であるため、FC2の作者ホームページで見ることができる。)。リメイク版で併記されている英語タイトルは『One Punch-Man』。 概要あらゆる敵をパンチ1発(ワンパン)で倒してしまう、最強ヒーローサイタマが主人公のギャグ系アクション漫画[2]。話数カウントは「○撃目」。 2011年6月24日までウェブコミック投稿サイト「新都社」に登録されていた。現在も作品ページ(ONEのホームページ)は存続しており更新継続中である。 本作は当初、ONEがパソコン用の漫画原稿制作ソフトComicStudioの練習のために執筆したものであった。しかし、読者からの反応が予想より大きかったことを受けて最終話までのプロットを制作し、現在はそれに従い制作しているという[3]。 2015年3月12日発売の『週刊ヤングジャンプ』15号にて、テレビアニメ化が発表された[4]。2016年3月には、第2回SUGOI JAPAN Awardでマンガ部門1位を獲得した。 2017年1月から更新が止まっていたが、2017年9月に作者のONEが原作(ONE版)の更新休止をホームページ上にて正式に発表。その後2019年4月8日に更新を再開した[5][注 1]。 2020年、アメリカのヴァラエティ誌は『ワンパンマン』がソニー・ピクチャーズ制作の下ハリウッドで実写映画化される予定があると報じた。同誌によると脚本を担当するのは『ヴェノム』のスコット・ローゼンバーグ(英語版)とジェフ・ピンクナーでありプロデューサーはアヴィ・アラッドであるという[6]。 単行本の累計発行部数は2022年11月時点で2800万部を突破している[集 1]。 以前よりキャラクターデザインの変更など描き直しが多い作品であるが、近年(2020年時点)は単行本化前にストーリー自体を変更させる描き直しが増えており、当初描かれた話では死んでいたキャラクターを生き残らせている場合もある。また、この描き直しは必ずしも話の順番通りに行われているわけではなく、現時点で描き直されていない話もあり、前後の話の辻褄が合わなくなっているものもあるので注意が必要である。 リメイクの経緯ONEが漫画家として活動しようとそれまで1年間務めた仕事を辞めて1週間ぐらいたった頃、『ワンパンマン』の読者であった村田雄介がTwitterでONEにコンタクトを取り、共に漫画を制作することを持ちかけた。二人では読み切り作品『怒涛の勇者達』という読み切りを制作するなど新作の制作に向けて動き、ONEは当時生活の見通しがあまり立っていなかったこともあり、集英社とは異なる出版社から『ワンパンマン』を書籍化するために描き直す作業を行っていた。そんな中で村田が試しに『ワンパンマン』の一話を描いてONEに見せたことがきっかけで作画を担当することになった。それが新たなウェブ漫画サイトの設立を企画していた『ヤングジャンプ』編集長の目に止まり、『となりのヤングジャンプ』設立の看板作品として連載が決定した[7]。 あらすじ物語開始から3年前、就職活動に行き詰まっていた青年・サイタマはある日、街で暴れていた怪人から1人の少年を救う。その際に「ヒーローになりたい」という幼き日に見た夢を思い出し、就活をやめてヒーローになることを決意。頭髪全てを失うほど懸命なトレーニングを3年間行った結果、どんな敵でも一撃で倒せる最強の力を手に入れる。 しかし、いつも一撃で決着が付いてしまうことから次第に戦いに対する緊張感などを喪失し、ヒーローになった現在でも無気力な日々を送っていた。 登場キャラクター主要キャラクターサイタマ(ハゲマント)声 - 古川慎[8]C級388位(最下位)→C級342位→C級5位→C級2位→C級1位→B級101位→B級63位→B級33位→B級7位→A級39位→ヒーローネーム被害者の会・幹部(ONEの原作での順位。リメイク版でもこの順位になるかはまだ不明)物語の主人公にして最強のキャラ。25歳、身長175cm、体重70kg。引き締まった筋肉質の身体を持つ。スキンヘッドの男性で、ヒーロー活動を行う際は赤い手袋とマントのついた黄色のスーツを着用[注 2]。好物は牛肉・白菜・海藻類[注 3] 等で、鍋にして食べるのを主に好む。プロのヒーローになった後でも「趣味でヒーローをやっている」という姿勢を貫いており、周囲の評判は一切気にせず完全な自由意志で活動している。一般常識に疎く社交性に欠け、他者と慣れあうことを好まないが「ヒーローはたとえ孤独で勝ち目がなくても民衆のために戦うもの」という強い信念の下に行動しており、共感のできる活躍をしたヒーローには惜しみない敬意を示す。S級ヒーローや災害レベル神の怪人を軽く凌駕する別次元の戦闘力を誇り[9] 、やる気がない状態でもほとんどの敵を一撃で倒し、弾き飛ばされることはあっても傷一つ負わない頑丈な肉体を持つ。本気を出さなくともあっさり決着がついてしまうので技らしい技はあまり多くないが「普通のパンチ」「連続普通のパンチ」などの基本技がある他、状況によっては「必殺マジシリーズ」を使う。「マジ頭突き」「マジ反復横跳び」「マジちゃぶ台返し」など、名前は地味であるがいかんせん本体が強すぎるため地響きや衝撃波などが発生し、食らった相手はただでは済まない。中でも本気の時に繰り出す「マジ殴り」は圧倒的な破壊力を持ち、これを使用した場合は必ず一撃で決着がつく。本編開始(1撃目)から3年前、就職活動中であったが不採用続きで失意の内に、偶然出くわしたカニランテから少年を助けたことをきっかけに幼い頃なりたかった「ヒーロー」になることを決意。それ以降、目的を達成するべく3年間ひたすら筋トレを中心とした一般的なトレーニングに励みつつ、災害レベルに関係なく怪人との死闘に明け暮れた。進化の家での戦いの最中、強さの理由を訊かれた際に自分がやってきたトレーニングの内容を話したのだが、周りからは「その程度でここまで強くなれるはずがない」とまるで信じてもらえず、双方困惑するだけに終わった[注 4]。その後も自身が強くなった理由は「筋トレ」だと思っているようで、強さを求める相手に助言したりしている。自身の続けてきたヒーロー活動が評価されていないことに疑問を感じ、ジェノスに相談したところ「ヒーロー協会に加入していないヒーローは妄言を吐く変態としか認識されない」という事実を知らされ、堂々とヒーロー活動を行うべく入会テストを受けることになる。身体能力検査こそ満点を取れたものの[注 5]筆記の点数は壊滅的だったため、C級ヒーローにギリギリ合格するという結果に甘んじた。ヒーロー協会加入後も変わらず自由意志で行動しているため実力に見合った評価は得られていないが、それも趣味の範疇として渋々受け入れているようである。そんな性分ゆえか他人にほとんど関心がなく、対抗心や利用目的などで再会する者がいても大抵は忘れてしまい、自分の興味が湧かない話題には全く関心を示さない。その社交性の低さがヒーローランクにも響いているためか、慢性的な金欠に悩んでおり(そのためお金や高価な物には弱い)、物語途中まではZ市郊外の廃墟で細々と暮らしていた[注 6]。日常生活に関しては良くも悪くも一般人目線なので他人の物を悪気なく壊してしまった時にはそれなりの罪悪感を覚えるらしく、償いのために何かしらの行動を起こすこともある。村田版では中学生の頃から集団や社会に馴染めず、世の中の理不尽に対する反骨心を抱きながら悶々とした生活を送っていた。その風体の影響もあってかサイタマの実力を充分に把握している者は序盤では数少ないが、物語が進むにつれて徐々に理解者が増えていく(それでも己の強さの上限がどこまでなのかは本人すら分かっていない)。圧倒的なパワーはあっても武術などの経験はなく、器用に戦えるタイプではないため手加減して戦うことが苦手[注 7]。ハゲていることを気にしており、特にヒーロー協会から授けられた「ハゲマント」というヒーローネームは悩みの種[注 8]。名前を尋ねられても本名の方の「サイタマ」を告げてごまかすことにしている。元は割と整った顔立ちなのだがハゲていることや真剣みのなさ、そして作者によるデフォルメも含め外見面で損をしている。手応えのありそうな相手と対峙すると期待する素振りを見せるが、結局は肩透かしを食らって気落ちするのが常。後にこうした異常な強さゆえの退屈感についての悩みをキングに打ち明けた際に、別の趣味も探そうとせず最強だからもうやることがないという理由で自ら変わろうとしない点や、ヒーローの本分である人助けではなく戦いに意義を求めている点などを指摘され、傲慢であると咎められると共に「最強ではなく最高のヒーローを目指すこと」についての在り方を諭された。すぐに結論を導くことはできなかったが、その後遭遇したムカデ長老への対応などから、キングの助言によって何かしら意識の変化はあったらしい。現在はA級39位まで昇格し協会上層部でも彼の実力の評価が一変しつつある。 ジェノス(鬼サイボーグ)声 - 石川界人[8]S級17位[注 9]→S級16位→S級14位。19歳、身長178cm。金髪で白目の部分が黒くなっているサイボーグの青年。「イケメンヒーロー五本指に入る」と評価される程の美形でありファンクラブも存在するが、本人は「あくまで自分のごく一部を評価したものに過ぎない」としてあまり気にかけていない。戦闘開始時に「排除する」というのが口癖。15歳の頃に自らの住んでいた街と家族を狂サイボーグ(村田版では暴走サイボーグ) に奪われ、自身も瀕死の重傷を負う。そんな絶望の中でクセーノ博士に出会い、家族の仇を討つために自身のサイボーグ化を懇願した。その4年後、モスキート娘との戦闘においての油断から敗れそうになり自爆して道連れにしようとするも、ギリギリのところでサイタマに助けられ圧倒的な強さに憧れて弟子入りを志願した。弟子入り後は自身の希望により高額の家賃をサイタマに納め、金に弱いサイタマからあっさりと住み込みを許可されて[注 10] 掃除や後片付け等、身の周りの世話をしながら修練を積んでいる。サイタマに対してはその強さだけでなく人柄にも心酔しており、彼の何気ない発言に感銘を受けては凄まじい勢いでノートに書き込むのがお約束。内容のほとんどはサイタマの観察日誌のようになっているため、強くなる秘訣を学んでいるか甚だ疑問であるがサイタマの性格やヒーローとしての在り方・果ては日用品関連など、行動を共にする時間が長いだけあってよき理解者にはなれているよう。基本的に冷静で、とても生真面目な性格。その一方で融通が利かず、目上の存在であっても敬語を使うことはほとんどない。他のヒーローたちに対しては横柄な言動を憚らないが、師匠であるサイタマとサイボーグの身体を与えてくれたクセーノ博士には極めて礼儀正しく接する。クセーノ博士もまたジェノスに対して献身的にメンテナンスや肉体改造に協力するが、一方で心の根底にある復讐心や勝つことにこだわるあまり、無理をしがちなことを懸念している。サイタマにもその点は時々目に付くようで、先走った行動や無用な争いを起こした際に諫められることがある。上記の通りサイタマの弟子およびファンでもあり、サイタマを侮辱する者や迷惑をかけようとする者には敵愾心をむき出しにするが、その過剰な行為が逆にサイタマには迷惑がられる場合もある。サイタマがヒーローとして世間から評価されていない現状に不満を覚えており、彼がヒーロー認定試験でC級認定された時は責任者に直訴しようとしたり[注 11]、村田版では自分宛にファンレターが送られる中、サイタマ宛に匿名の中傷文[注 12]が送られてきた際は差出人を特定し制裁を加えようと怒りを露にした[注 13]。パワー・スピードを活かした肉弾戦、体内に仕込んだ武器による遠距離戦など、サイボーグの肉体ならではの多彩な戦闘スタイルを持つ。必殺技としては連続の拳打「マシンガンブロー」や高熱のビーム砲「焼却」などがある。災害レベル「鬼」の怪人を単独で倒し、災害レベル竜クラスの怪人と渡り合うなど実力は高いが、精神面の弱さ(偶然の的中ではあるがサイタマの指摘により自覚するようになる)から来る油断や周辺住民を庇っての被弾、また目標とするサイタマに近付くためにどんな敵でも必ず立ち向かう行動理念などから、実力とは裏腹に敗戦が多い。その度に反省してクセーノ博士に強化改造をしてもらい、高い警戒心や奇襲・特殊化学兵器の使用などにより徐々に実力を高めている。 バング(シルバーファング)声 - 山路和弘S級3位(元B級77位)→引退。81歳。豊かな白髪の老人で普段は好々爺として振舞っており、なるべく相手を殺めないことをモットーとしている。基本的に老人口調だがしばしば若者言葉を使う。ガロウやチャランコの師匠。血縁者には兄のボンブがいる。ボンブのことは「お兄ちゃん」と呼び、兄弟仲は非常に良い。サイタマ家での鍋パーティにて箸を左手で扱っている描写があることから、左利きということがわかる。若き日のバングはガロウにも劣らずの荒れくれ者で、その頃のバングは爆心解放拳の使い手で「血の風」として恐れられている。強者を見て戦いを挑んではストレス発散として山のように病院送りにして日々を送っていたが、ある日ボンブから正しい強さを知ってもらうために決闘を申し込まれ、高い実力と凶暴性を見せつけるも惨敗。以降は考えを改め、爆心解放拳を封じて兄のボンブに習い道場を開いてボンブから関心され和解し現在に至る。衰えるどころか齢を重ねる毎に研ぎ澄まされた拳法「流水岩砕拳」は、達人を超えもはや仙人の域に達している[10]。一見すると細身の老人だがその肉体は鍛え抜かれており、A級上位ヒーローでも直撃すれば即死クラスの攻撃を受けても平然とした様子で(本人曰く「肩凝りが取れた」)災害レベル竜の怪人であるブサイク大総統やハグキを瞬殺した。ただ拳法を使う関係上、再生能力・分裂能力といった物理攻撃が通用しづらい怪人は苦手とする。サイタマの実績と実力を正しく評価している数少ない人物の一人であり、「サイタマは自分の何十倍も強い」と断言している。サイタマとジェノスのことを気に入っており、何かと目をかけている。一方で弟子不足に悩む道場のために門下生を増やそうと目論んでおり2人を食べ物で釣ろうとしたことがある他、フブキ組との対戦時はメンバー全員を門下生にしようとした。 ガロウ戦後、元弟子のガロウが道を誤るのを止められなかった自責の念と年波もあってかヒーローを引退した。必殺技はボンブとの連携奥義「轟気空裂拳」「交牙竜殺拳」。キング声 - 安元洋貴S級6位→S級7位。29歳。強面で片目に3本の傷跡があり、これはかつて災害レベル神の怪人と繰り広げた死闘の証と言われている。災害レベル鬼〜竜クラスを一撃で倒した功績から、「ヒーローの王者」という意味を込めてキングと命名された。ヒーロー協会の最大戦力にして「地上最強の男」として知られるが、協会の依頼を受けない一匹狼のためこの順位にとどまっている。しかし日々怪人を屠っては報告しないストイックな姿勢や、その実力と功績ゆえに協会のみならず一般人からも一目置かれて厚い信頼を寄せられており、怪人からはめっぽう恐れられている。 極めて寡黙であり必要最低限のことしか話さないが、その発言は重みを持って受け止められる。また、緊迫した状況では決まって「ドッドッドッドッドッ」という効果音を発する。この音は『キングが戦闘態勢に入った証・キングエンジン』と称され、周囲から畏怖される。必殺技にキング流気功術奥義「煉獄無双爆熱波動砲」等がある。しかし、その実態は無職[注 14]で引きこもりのゲームオタクであり、生まれてから一度も喧嘩をしたことがないため戦闘力は一般人にも劣る。キングの戦闘力に関する情報は全てが勘違いもしくは噂の産物に過ぎず、性格も人見知りかつ口下手なだけで特に寡黙というわけではなく、必殺技も何処かの誰かが勝手に流した噂が独り歩きしているだけ。キングエンジンの正体は恐怖心や緊張感から来る、周囲の他人にまで聴こえてしまうほどの大きな心拍音。オタクゆえに、他人のことを「氏」付けで呼ぶ。作中でキングの実態と実力を知る者はサイタマ1人のみ。とてつもなく運が悪く、かつて偶然にも災害レベル鬼〜竜クラスの超凶悪怪人が暴れる現場に5回も遭遇しながらもサイタマが彼らを倒したことで生存[注 15]、ヒーロー協会からそれを自分の手柄と誤解されたことでS級に抜擢され、キング本人も悪い気分ではなかったとして積極的に否定しなかったため真実を公表できぬまま現在に至る。片目の傷も怪人 から一方的に襲われた際に負ったもの。戦闘力は前述の通り皆無のため出動の要請はうまく言い訳をして回避しているが、臆病であっても頭の回転は早い上に雰囲気だけで他者を圧倒する強烈な存在感があるため、実質的にヒーローとしては立派に役立つ存在となっている。例えば怪人と相対してもハッタリと口八丁を駆使することで戦意を喪失させたり、他のヒーローが駆けつけるまで時間稼ぎをするなど戦わずして勝利を収めることに成功している。他にも街に被害が出ないようサイタマに倒し方を指示したり、人質救出作戦時は突入ルートからジェノスやバング達を侵入させるなど戦略面で活躍し、「地球がヤバい」予言対策のために集合したヒーローたちが仲違いをしていた時には、サイタマ家での鍋パーティの後で疲れていたところを協会職員に連行されて「ボロボロになるまで一人黙々と怪人退治に明け暮れていた」という勝手な誤解が効力を発揮し、場にいたヒーローたちの結束を固めた。 サイタマとの出会いは機神ヅシモフ(村田版では機神G4)に挑戦を申し込まれたのが始まり。相手がロボットだったためネームバリューによる脅しが通用しなかったので止むを得ず自宅へ逃走しゲームで現実逃避を図るも、キングが逃げ出した理由に疑問を抱き尾行して室内に侵入したサイタマにその姿を目撃される。色々としつこく質問され何とかあしらおうとするのだが、持ち前の運の悪さゆえか今度は家を巨大な怪獣に襲われる[注 16]。もちろん自分では手も足も出ないため命の危機を感じ、やむなくサイタマに全てを打ち明けるも元々ヒーローのランキング争いに興味のないサイタマは意に介さないどころか、むしろキングが抱える自責の念について心配する態度を見せた[注 17]。こうした一連の流れをきっかけにゲーム友達となり、互いの家を行き来する間柄となった。なお実際の戦闘力とは裏腹にゲームの腕前は超一流で、対戦ゲームで毎回のようにサイタマを完膚なきまでに叩きのめした後に挑発的な態度を取り、しばしサイタマの怒りを買っている(一方でサイタマに悪意なくゲームを壊されたりしているが、性格上言い返せていない)。キングと友人になる前は、どんな戦いもあっさり勝ってしまうため感情が鈍化している自覚があったサイタマだが、ゲームの中とはいえ自分がどうしても勝てずムキになってしまう相手が現れたことで、サイタマの生活に一定の張りを与えている存在とも言える。ガロウ戦後、「このままではいけない」という危機感・責任感から勇気を出し「実は自分は弱いので鍛えてほしい」と告白して道場巡りをするが、「強者ゆえのプレッシャーを感じ、さらなる高みを目指している」と案の定誤解され、全て断られてしまう[注 18]。その後は一念発起し、サイタマの助言通りに筋トレを行い始めた。フブキ(地獄のフブキ)声 - 早見沙織B級1位。23歳。タツマキ の妹で、服装は姉と同じ黒いドレス。姉であるタツマキとは対照的に身長は167cmあり、グラマラスな体型で抜群のスタイルを持つ。タツマキの容姿もあってフブキをタツマキの姉と勘違いしている者も少なくない。タツマキのことは「お姉ちゃん」と呼ぶ。姉と同じく超能力者であり、念動力によって周囲の物体を操り攻撃することが可能。周囲の瓦礫を超能力によって浮遊・旋回させ相手にぶつける技「地獄嵐」を持つ。その超能力による狂風が敵の怪人を地獄絵図へと変える様から、ヒーロー協会から本名に「地獄」の枕詞を加えたヒーローネームを授けられた。人一倍トップへのこだわりは強いが、強大な超能力者である姉のタツマキには遠く及ばずそれが自身のコンプレックスになっている。そういった事情もありガイドブック『ヒーロー大全』ではタツマキの好きな物に妹とあるのに対しフブキの好きな物に姉とは書かれていないなど、姉に対してあまり良い印象を抱いていない。 姉との差別化を図るため「フブキ組」なる派閥を組み、取り仕切っている。サイタマを力ずくで勧誘したことがあるが「自分より弱い手下を集めて強くなった気でいるお前は生き残れない」と酷評された。その後も懲りずに隙あらば周囲の人間を手下に取り込もうとするが、悉く失敗に終わっている。タツマキからは一方的に「足手まとい」として否定されているが実際のところ部下からは大変慕われている為、自分なりに居場所を確保できているようである。作中のキャラクターの中では珍しく、サイタマに一度で名前を憶えられている。実力的にはA級でも充分通用するものを持っている(相性次第では災害レベル「竜」にも勝てる)が、1位へのこだわりを邪魔するかのようにA級上位に、到底敵わないアマイマスクやカミカゼの弟子たちが立ちはだかっている為、あえてB級1位に留まっている。食事に関する描写がしばしば描かれており、料理上手であることを伺わせる台詞がある。ヒーロー協会ヒーロー協会に所属しているプロヒーローの名称は、協会に名付けられたヒーロー名である。詳しくはヒーロー協会を参照。ヒーローとしての活動を行うことを作中では「正義執行」と称している。人数は約600名で、ヒーロー階級は上からS級・A級・B級・C級の4つのランクがある。 S級ヒーローリスト内に名前があるヒーローはリンク先を参照。戦闘力に特化した高級ランクで、一人で一個師団に匹敵するほどの実力を持つヒーロー。人数は約17名で、単独で災害レベル「鬼」の怪人を倒すほどで、相性次第では災害レベル「竜」の怪人を倒すものもいる。しかし、逆に相性が悪ければ「鬼」レベルでも負けることがある。
A級ヒーローリスト内に名前があるヒーローはリンク先を参照。社会的影響力の大きいランクで、戦闘能力にも優れているヒーロー。人数は約39名で、単独で災害レベル「虎」の怪人を倒すほど実力を持っており、中でもA級ヒーローの最上クラスは災害レベル「鬼」を倒すことも可能。現在サイタマもこのランクに入っている。
B級ヒーローリスト内に名前があるヒーローはリンク先を参照。C級から昇格したヒーローで、チームや派閥などを作ったりしている。人数は約101名で、B級の中では最大勢力であるフブキ率いる「フブキ組」が存在する。実力は災害レベル「狼」を倒せるほどの力を持つ。
C級ヒーローリスト内に名前があるヒーローはリンク先を参照。ヒーローランクの中で一番低く、最も人数が多い。大半が一般人とほぼ実力は変わらないが、連携技で犯罪者を倒したり、単独で怪人と渡り合えるものもいる。常にヒーロー活動をする必要があり、1週間以内に報告しないと除名されてしまうため、挫折するものが多い。
タンクトッパータンクトップマスターを慕う舎弟集団。全員タンクトップを着用している。以下以外にも、単行本のおまけページにタンクトッパーのヒーローが紹介されている。その名の通り、全員が「タンクトップの動きやすさ」を強さの源であるとしている。 粗暴な者や変人も多いが、入院している病院に怪人達が攻め込んだ際には一般人を守ったり怪人に挑んだりとヒーロー精神を持っている。しかしその多くが、ガロウにタンクトップマスターを含むほぼ全員が敗北したことでヒーローの引退を選択してしまった。 タンクトップベジタリアン声 - 手塚ヒロミチA級9位→引退。26歳。タンクトッパーの元・ナンバー2。その名の通り力の源は野菜で、肉類は一切食べない。野菜の栄養価とタンクトップの相乗効果で戦う。ガロウにあっさり倒され「歯応えの無さに驚愕」と酷評された。後日の夜中にタンクトッパー達を連れて復讐しようとするも一撃でまたもやあっさり倒される。ガロウ戦後にヒーローを引退。 タンクトップブラックホール声 - 伊丸岡篤B級81位。28歳。タンクトップタイガーとは兄弟の関係であり、彼に「アニキ」と呼ばれている。黒いタンクトップを着用し、200kgの握力で何もかも握り潰すと自称している。しかし、弟と共に欲が強いあまり自然災害による被害を悪用して新人潰しや自分たちの売名行為を行い、バングからは「だからB級止まり」と酷評されている。弟と共にサイタマを快く思っておらず、Z市が巨大隕石の破片で大きな被害を受けたことを利用し彼をZ市に被害を与えた元凶に仕立て上げて市民を扇動し、精神的に追い詰めようとした。サイタマを市民の前で倒すことで自らの地位を向上させようと目論むも、弟共々あっさり返り討ちにされた。サイタマは自分が破壊した巨大隕石の破片でZ市が半壊したことを正々堂々と認め、自分に怒りを向ける市民に対して、単刀直入に強く言い返し黙らせた[注 29]。村田版の番外編『迷い猫』にて弟と共にサイタマに再会した際は、この一件からか強がりつつも怯える様を見せた。タンクトップタイガー声 - 宮崎寛務C級6位→C級13位。25歳。体格がいい短い金髪の男性で、知名度は高い。虎柄のタンクトップを着用し、虎っぽい雰囲気で戦う。初登場時はソニックの爆裂手裏剣に倒され、再登場時にはサイタマから名前を忘れられたり「タンクトップサイダー」と呼び間違えられた。 タンクトップマスターとガロウの戦闘で仲裁に入った無免ライダーに暴言を吐いた際、「C級1位の座をよこせ」とさりげなく主張したがマスターに諫められた。タンクトップガールタンクトッパーの紅一点。マスターを尊敬しているものの他のメンバーが曲者揃いなためか出席率は低い。しかし粗暴で傲慢な者の多いメンバーと比べれば、マスターに続く常識人。その出席率の低さからガロウに狩られることを免れた。タンクトップロカビリー普段は副業でバンドをやっており、タンクトップ型のギターを愛用している。タンクトップジャングル少々ナルシストなところがあり、毛深い。タンクトップアルデンテよく朝食などにパスタを食べているが、粉チーズをかけすぎている。着ているタンクトップの柄は降り注ぐ粉チーズをイメージしている。タンクトップレーサーフルフェイスヘルメットを被っており、素顔は不明。免許は50cc。タンクトップ仮面 小児用タンクトップを顔面でも着こなしているが、暑いらしい。タンクトップスイマー厳つい風貌が多いタンクトッパーの中では比較的爽やかな風貌をしており、ゴーグルをつけている。クロールは得意だが、未だに平泳ぎの足の動きが理解できないらしい。タンクトップハッター声 - 竹田海渡占いのラッキーアイテムが帽子だったことで被っているが、ツイた試しはないらしい。タンクトップハカセ白髪で口髭を蓄え、丸眼鏡をかけた筋骨隆々の老人。他のタンクトッパー達に病院を抜け出したタンクトップマスターの真意を推論し説いた。協会関係者アゴーニ大富豪。3年前、自分の孫が怪人に襲われた際に通りすがりの男性に救われたことから着想し、私財を投じてヒーロー協会を設立した。シッチ声 - 飛田展男ヒーロー協会「地球がヤバい予言緊急対策チーム」リーダー役。部下からの信頼は厚いが、上司からは老害扱いされる特殊な存在。ブラストと面識があり、直接連絡が取れる数少ない人物。ブショウ声 - 山本祥太無精髭の男。ヒーロー認定試験の体力試験で新記録を連発し、隕石を破壊した功績を持つサイタマに密かな興味を示している。昇進には一切の興味がなく、プロヒーローの的確な能力評価、柔軟な采配が支持されており、自分に特別報酬が出るのなら現場で苦労しているヒーローに当てて欲しいと提言した。アニメ版ではメガネ職員と共に出番が増量され、漫画版では描かれなかったヒーロー協会の動きを補完する形で登場することが多い。ジンズレン声 - 上田燿司ヒーロー認定試験の体力試験で抜群の好成績を収めたサイタマを「彼の肉体には神が宿っている」と最初に言わしめた人物で、作中でサイタマの実績と実力を評価している数少ない人物の一人[注 30]。アトミック侍のスカウトに成功し、ジェノスのヒーロー認定試験に立ち会ったことで才能発掘の手腕が注目されている。エクスマヒーロー風紀監督課の、課長代理を務める女性職員。S級以下であれば、武闘派の荒くれヒーローでも手懐けられることから「鬼教官」とも呼ばれている。Z支部オペレーター声 - 佐藤奏美本名不明。物腰穏やかな女性。マッコイ 村田版の番外編『カツ丼』に登場。ヒーロー協会第2オペレーション室長→ネオヒーローズ幹部。眼帯の上から眼鏡を掛けている男性。怪人の襲撃を受けた警察の救助要請に対し、挑発的な態度を取り、ヒーロー協会の権限拡大を狙ったが、警察署に居合わせたサイタマによって失敗に終わった。元々は村田版にのみ登場していたが、原作107撃目に逆輸入の形で登場している。喫煙室で部下がヒーロー協会に対する不満を漏らしているのを聞き、職員から見たヒーロー協会の問題点を改善する議論を持ち掛けた。その後はネオヒーローズに移籍し、人事部長となる。ネオリーダーのサポートをしている。その後も順調に事を運びファジーからも将来の右腕として信頼されている。自身もこのまま確固たる地位を築き上げ、老後は遊んで暮らす計画を立てる。ファジーのことを慕う一方で、非常に恐れている。ゼイミート声 - 杉崎亮村田版にのみ登場。ヒーロー協会重役。名前通りの肥満した中年男性。協会の寄付金と自分の立場を私物化していたため、偶然それを見たガロウに殴り倒された。名前の由来は「贅(ぜい)肉(ミート)」。ギッシュ局長村田版の番外編『戦隊』に登場。怪人ウロコドンが施設から逃げ出したためB級ヒーロー数名に生け捕りにさせようとした。その際に部下には「血液を医療に役立てるため」と説明していたが、実際はウロコドンの鱗をコレクターに高値で売ろうとしていた。さらにはウロコドンの災害レベルが狼から鬼に成長したと発覚しても、自らの保身のため本部に報告しようとした部下を止めた。その後、事件の全容を知ったメタルナイトの手回しによって協会を追放処分されたと思われる。シババワ 声 - 斉藤貴美子予言者の老婆。予言の的中率は100%を誇り、今まで何度も大災害を予言してきた。そのためヒーロー協会が警護していたが、ある予知をして動揺のあまり咳が出たためのど飴を口に入れたところ、喉に飴を詰まらせ死亡。死ぬ間際に「地球がヤバい」という予言を残した。今までの予言においてシババワが「ヤバい」と評したことは(多くの人命が失われるようなものであっても)ただの一度たりともなかったため、「地球がヤバい予言緊急対策チーム」設立のきっかけとなった。ナリンキ声 - 相馬康一村田版にのみ登場。ヒーロー協会最高顧問の男性で、トップ3に入るヒーロー協会の支援者でもある。ナリンキによるヒーロー協会への出資金は、全体から見て7%に及び、彼の信用を失うことはヒーロー協会にとって痛手とされている。息子のワガンマが怪人協会に誘拐され、「ヒーロー協会は当てにならない」と見切りをつけ、独断で私設部隊にワガンマの救出を要請するが失敗に終わった。ワガンマ声 - 清水彩香村田版にのみ登場。ナリンキの息子。我儘で自己中心的な性格。ヒーロー協会との全面戦争のため、怪人協会により人質として連れ去られた。後に童帝によって救出される。当初は年相応の生意気な態度と傲慢な面が多く、タレオのことも見下していたが、後に仲良くなる。 セキンガル声 - 佐々木義人村田版にのみ登場。ヒーロー協会職員。右目が機械化している男性。この右目は投影装置にもなっているようである。人質救出作戦の指揮を担当している。右目からは幹部ビームというビームも発射できるものの威力はほとんどない。ヒーロー願望もあり、かつてこっそり試験を受けて落ちた経験がある。怪人協会戦で、駆動騎士がニャーンを倒した後、ヒーロー協会に連絡をしようとした際にG5の攻撃を受け右手を失った。シズカヒーロー協会スカウト部所属。女性。原作102撃目でアクセルに声を掛け、106撃目で彼をヒーロー協会に勧誘するが断られ、そのうえでヒーロー協会は長く続かないと警告された。ネオヒーローズファジー上級市民にしてネオヒーローズの指導者。シババワの孫で予知能力と全遺産を引き継いでいる。マッコイの情報を頼りにしており、彼を将来の右腕として信頼している。ネオリーダーブルーネオヒーローズ筆頭で、ブラストの息子。16歳。特殊な兵器を身に纏っている。父であるブラストを超えるつもりでヒーローになった。怪人の姿になったアマイマスクを退治するために出動、彼を連れ去るサイタマを追跡しようとするもジェノスの妨害により失敗に終わった。この事から「ヒーロー協会は運営も所属するヒーローも腐敗しきっている」と判断し、ヒーロー協会と連携体制を組む事は考えられないと見切りをつけている。冷静沈着な人物で、結束力を高めるためにネオヒーローズのメンバーをまとめるなどをしていた。ブラストと同じく虹彩が歯車のような形をしている。 正義感は強く、仲間からの信頼も厚い。仲間が怪人によって倒された際には怒りを露にした。ネオヒーローズのトップだけはあって実力は非常に高く、長時間激しい戦闘が行える程の体力に加えて、鬼レベルの強さを持つ怪人を「強い」と称すも苦もなく倒し、建物の屋上や外壁を駆使して移動が出来る他、単独で災害レベル竜の大型怪獣を辛勝するも、被害を最小限に抑え込む等、並のS級にも勝るとも劣らずで、その戦闘能力と身体能力はかなり高い。デビュー戦では、自身が率いるチーム全員が怪人に倒されたり、他のネオリーダーが怪人に倒されたり、「鬼」レベルの怪人が予想よりも強いことを実感していたが、単独で「鬼」や「竜」レベルの怪人を倒した活躍をメディアで大きく報じられ、ネオヒーローズの期待と信用を世間に広める結果になった。必殺技は、右腕から巨大な拳の様なエネルギー弾を放つ「フィストキャノン」。アクセル自警団「ハンターズ」のリーダー。男性。27歳。ヒーロー協会上層部に戦闘実力・社会的評価共に申し分ないと評価されているが、本人はヒーロー協会に不信感を持っており「金と人材を集めておきながら大した成果を上げていない」「ヒーロー協会はもはや民衆のために動いていない」とヒーロー協会を批判している。 ヒーロー協会スカウト部のシズカに、ヒーロー協会からハンターズに対する医療や装備の支給の様々なサポートとアクセルのS級ヒーローの地位を確約(他の団員はC〜B級からスタート)するとスカウトされるが断り、シズカに「ヒーロー協会はもう長くないぞ、早いうちに転職先を探した方がいい」と告げ、水面下でネオヒーローズが何人かのS級ヒーローに声を掛けていることを教えた。デビュー戦から、支給された武器とバトルスーツでネオハンターズと共に、彼らから1人の犠牲者も出さずに災害レベル鬼の怪人を倒す活躍を見せ、これを機会にネオヒーローズを信用する事になった。無免ライダーのことを尊敬しており、同時に「弱い」という的を射てる。その彼が今後もヒーローを続けるならと彼専用のバトルスーツを提供した。ライデン超相撲の元・横綱。現役中にも何度かヒーロー協会にスカウトされていた。幼少期から大人相手の喧嘩や他のスポーツで一度も敗けた経験がなく、休暇中に路上で襲ってきた大型怪人を張り手で絶命させた逸話を持ち、超相撲デビュー後も700戦無敗で引退後はネオヒーローに転身した。 ヒーロー協会の男性スカウトマンに、新たなS級ヒーローとしてスカウトされたが「先約がある」と断った。その後は男性スカウトマンへ近々ネオヒーローズの旗揚げが発表されること、自身はその組織と契約済みということを告げた。温厚な性格で、丁寧な口調で話す常識的な人物。デビュー戦から大きな活躍を見せ、ヒーロー協会のヒーローも、彼の強さとチームを率いる人間性に憧れを抱く。必殺技は渾身の張り手を叩き込む「巨重砲」。リュウモン400人の構成員を抱える暴力団「リュウモン組」の武闘派組長。マッコイ曰く、反社会的活動で利益を上げていたが、その暴力性を活かし社会貢献も兼ねてヒーロー活動に従事するとのこと。リュウモン組はネオヒーローズの監視下に置かれている。デビュー戦から、部下を引き連れ怪人と対峙する。立場はネオヒーローズの重鎮なのだが、自分達の力を派手に誇示したり、ヒーロー協会のヒーローを見下す等、ヒーローとしてはあるまじき言動を取っている。ゼイダッツ複数の会社を経営する大資産家の男性。ネオヒーローズの設備や各人への給与に潤沢な予算が組まれている根拠はゼイダッツの存在が大きく、ネオヒーローズにもいち早く投資した。 デビュー戦では、2000億円を投じて作った自分だけのオリジナル兵器と補助パワーアームと追加装甲(フル充電で8時間連続活動可能)を身に纏い、自分1人の見せ場にしたいと言い(手伝いが欲しいときは通信することになっていた)、肉団子コネコネと1人で戦うも返り討ちに遭った。その後、デストロに何処かへ運ばれた。その後はネオヒーローズの専属技師により、無事に復活した。ウェビギャザアイドル歌手の女性で、半年間の活動休止中に後述の人体実験に耐えて強化人間になった(ココウの分析によると身体改造率71%)。ネオヒーローズのCMに出演している。10代からの支持率は圧倒的で、ライヴ会場では数千人の熱狂的なファンが暴徒化して怪我人が続出する社会問題にもなったことがあり、マッコイによると「ウェビギャザを悪く言う者にはファン達が黙っていない」とのこと。今の時代がアイドルに求める最高の需要を突き詰めて考えた結果、強さが一番光を放つ表現と気付き、スパルタなスポーツジムに通ったり護身術やサバイバル訓練を受けていたがプロヒーロー試験に受かりそうにないと考えていた時に、事務所の関係者から超人を作る研究所(ネオヒーローズの関連団体)を紹介された。その後サイボーグ化・謎の新薬を大量投与・危険な脳手術による超能力覚醒実験などの人体実験の被験者になる契約書にサインすることで戦闘力を手に入れネオリーダーになった。その代わりにネオヒーローズの研究施設で定期的なメンテナンスをしないと長く生きられない身体になった。運動時は体温が70度近くまで上昇するため、いつも大量の水を飲んでいる。 歌って踊って戦えるヒーローアイドルとしてアマイマスク超えを目標に掲げており、彼の正体が怪人でアイドルを引退したことを知った時は涙を流しながら憤慨した。デビュー戦から、大型怪人を倒し自身が率いるチームも大勢の怪人を倒すなど幸先の良い成果を出した。童帝と互に過去のことを打ち明けた。必殺技は、敵の体にハート型の穴をあける「ウェイビーサンダー」。インフェルシネイヴ数年間で信者数を大きく伸ばした「異世界転生教」の教祖。インフェルシネイヴを崇拝する90万人の信奉者達がネオヒーローズを支持しており、マッコイは自分達の追い風になる世論工作を期待している。信徒によると神通力を使うとのこと。デビュー戦では、怪人の攻撃がバトルスーツを貫通、胴体に大きな穴をあけられて倒れた[注 31]。その後、エリミンに何処かへ運ばれた。その後はネオヒーローズの専属技師により、無事に復活した。信仰者曰く「奇跡の自己転生」とのこと。エー特A級賞金首の殺し屋。戦闘技術は怪人退治にも有効で、常に監視下に置く条件を受け入れてネオヒーローズに参加した。注文以上に殺しすぎることで悪評のある「快楽殺人鬼」として名が通っているが、本人は「ただの暇潰しのゲーム感覚である」と否定している。デビュー戦から、バトルスーツを使って怪人を排除した後、駆け付けたヒーロー協会のヒーロー達が自身の存在に気付き拘束しようとするが、現在の自分の立場と「それ以上近づいてもいいですが、ヒーロー活動中の【事故】にお気をつけて」と彼らに警告した。 同じ賞金首がかかっているソニックを生け捕り(殺害)にしようとするが、自身が率いるチームが倒され、バトルスーツの補助があってもソニックに攻撃を当てることができず撤退する。ネオヒーローマースレイオ砂鉄を詰めたグローブで殴り合う「デスボクシング」の暫定王者。ネオリーダーの審査に落ちた事が不服で、ココウと共にネオリーダーの誰かを倒して自分達がリーダー職に成り代わろうと画策したが、クロビカリを殴った際に自身の手首が折れた(クロビカリは無傷)。逆上してココウと共にスイリューに攻撃を仕掛けるが躱され、現れたエリミンとデストロに退室を促され回復室に連れられた。ココウ身体改造者達が旧地下シェルターで大金を賭けて戦う「サイボーグファイト」の機闘士。強すぎて賭けが成立せず追放された過去をもつ。相手の身体改造率を分析することができる。 マースレイオと共にネオリーダーが集まっている部屋に乱入、「自分より弱い上司に従う気はない」と主張するが、ウェビギャザの身体改造率が71%であることを知って驚いた[注 32]。その後、マースレイオと共にスイリューに攻撃を仕掛けるが躱され、現れたエリミンとデストロに退室を促され回復室に連れられた。エリミンとデストロの身体改造率がそれぞれ95%と94%であることを知り、彼らに逆らわない方がいいと判断した。エージェントエリミン 元傭兵。ネオタワーの警備と規約違反者の取り締まり等を担当。ココウの分析によると身体改造率95%。名前の由来はエリミネーション(排除)重体であったゼイダッツやインフェルシネイヴがすぐに完治した事と、覇気の無さに違和感を感じた金属バットから悪事の疑惑を抱かれたが、ネオの医療内容を説明し、回復室に案内した直後、デストロと共にサイボーグ化したマースレイオとココウに抹殺の命令を下す。デストロ元傭兵。ネオタワーの警備と規約違反者の取り締まり等を担当。ココウの分析によると身体改造率94%。名前の由来はデストロイヤー(破壊)必殺技は「スパーキングトルネード」。怪人進化の家の怪人については、#進化の家を参照。リスト内に名前がある怪人はリンク先を参照。人類に害を及ぼす存在で、強さや危険度が幅広く存在する。その存在による脅威は災害レベルと呼ばれ、ランクは高い方から神・竜・鬼・虎・狼の5つのランクがある。基本的には人間や街に被害を出す存在だが、人間と同じく平和に大人しく暮らす怪人も存在する。 ワクチンマン声 - 中尾隆聖災害レベル竜。彼曰く、環境汚染を繰り返す人間を「病原菌」とみなし、その文明を滅ぼすために地球の意思によって誕生した怪人。突如A市に現れて破壊の限りを尽くしていたが、現場に駆け付けたサイタマの一撃で粉砕された[11]。村田版の番外編『目撃』では、現場に駆け付けたA級以下のヒーロー31名を倒したようだが、ワクチンマン本人は存在にすら気付かずに素通りしていった。表向きでは、彼を撃破したのはキングということになっている。デザインにばいきんまんと共通点があり、声優も同じく中尾隆聖。これは製作サイドが意識的に寄せてきたとのこと。カニランテ声 - 徳本恭敏災害レベル虎。蟹を食べすぎて突然変異した怪人。蟹のようなハサミや甲殻を持った身体にブリーフ一枚の姿が特徴。「プクプクプク((笑)」などと笑う。サイタマがヒーロー活動を始めるきっかけとなった怪人でもある。甲殻に乳首を書き込んだ子どもを殺害しようと探し回っている間に就職活動中のサイタマと遭遇。子どもをかばったサイタマを圧倒するが、突出した眼をネクタイで引き抜かれ倒された[12]。天才と筋肉兄弟(村田版ではフケガオとマルゴリ)声 - 鈴木琢磨(フケガオ)、浜添伸也(マルゴリ)作中では災害レベル鬼と言われているが、描写的には災害レベル竜と同等かそれ以上の実力をもっている。 究極のステロイド「上腕二頭キング」を開発した兄フケガオと、それを服用し山をも凌駕するサイズに巨大化した弟マルゴリのコンビ。フケガオはマルゴリの右肩に乗っていたが、「(左)肩に乗ってる奴を殺せ」と命令したことで間違えて叩き潰され死亡する。兄の死を受けサイタマに激怒したマルゴリは彼に猛攻を加えるが、彼の一撃によって倒された。マルゴリは純粋に強さを求めていただけで、何者にも負けない強さを得たことで虚しさを覚えた。このとき、サイタマに同情されている[13]。地球に住む種族の怪人地底王声 - 上田燿司災害レベル鬼。地底に住む種族の王。地底人を率いて、地上を支配するべく侵攻、サイタマが地底人を殲滅した後、地底王が出現した。 しかしここまでは全てサイタマの見た夢であり、現実の地底王はサイタマの足蹴り一発で絶命した[14]。地底人声 - 山本祥太災害レベル虎。地底に住む種族。地底王に率いられ、地上を支配するべく侵攻、7割の地上人を殺害した。寝込みのサイタマを襲って戦闘に突入、サイタマを驚かせるほどの強さを誇った。しかしここまでは全てサイタマの見た夢であり、現実の地底王が簡単に倒されたのを見て、地底人は白旗を上げて地底に帰って行った。 後に怪人協会に住処を奪われ、弩Sによって仲間同士で殺し合わされた末に滅亡してしまったようである(生き残りがいるかどうかは現時点では不明)。深海王声 - 小山力也推定災害レベル鬼[注 33]。オカマのような話し方をする残虐な海人族の王。地球の真の支配者は自分たちであるとして人類を抹殺しようと地上に侵攻を開始。ミサイルも弾くシェルターをぶち抜く怪力やソニックとも渡り合うほどのスピードの持ち主であり、ぷりぷりプリズナーをたやすく撃破している。これでも地上では本来の力を発揮できないが、降雨などで水分を得ることによって回復できる再生能力とタフネスさをもち、更に水分を浴び続ければ大幅にパワーアップする。ジェノスには一度殴り飛ばされたが、油断したジェノスから彼の腕を奪い、互角の殴り合いの末にジェノスが子供を庇ったことで深海王が勝利した。S級ヒーロー二人を戦闘不能に追い込み、人々を抹殺しようとしたが、最後はサイタマに瞬殺された。 15巻番外編『災害レベル』や原作での怪人協会本部に突入した際のジェノスの台詞など、災害レベル鬼の代表例として描かれている。海人族(アニメ版では深海族)深海に棲む種族。単体では災害レベル狼。10体程度となれば災害レベル「虎」相当となる。地上を支配するべく侵攻してきた。かなりの巨体で、人間のような体に水棲生物の頭や鰭、触手を持つ。第1陣として現れた一匹はサイタマに、第2陣の10体はスティンガーによって倒される。天空王声 - 上田燿司災害レベル不明。天狗のような姿の怪人で、空を住処としている様子。地底王・深海王が死んだ今こそ地上を征服する時と4人の息子を率いてヒーロー協会本部を急襲するが、息子共々通りすがりのメルザルガルドに惨殺された。森林王 災害レベル不明。引きこも侍、エコロ爺、ダイナマイトマン、テジナーマンを捕縛するが、ジェノスに倒された。森林族災害レベル虎。Y市に出現した植物の怪人。その内の数体は引きこも侍、エコロ爺、ダイナマイトマン、テジナーマンに倒され、残りの森林族は全てジェノスに焼却された。進化の家ジーナス博士とそのクローン以外は、ジーナス博士が作り上げた人類殲滅用の生物兵器。 ジーナス博士声 - 浪川大輔「進化の家」の首領。実年齢は70歳を超える人間だが研究の成果によって若返っており、自身のクローンを何十人も従えている。類稀な天才性から周囲の人間と接することに苦痛を感じ、15歳のころより「人類という種全体の人工的進化」という夢を持ち続けているが、それを社会に危険視され学会を追放されたことから人類に失望し「進化の家」を創設した。 また「不死身シリーズ」の研究を行っていたことがあり、ゾンビマンはその研究の唯一の成功例である。品性以外は全てにおいて最高傑作であった阿修羅カブトをサイタマにあっけなく倒されたことで自身が追い求めてきた研究の敗北を悟り「自分が変わるべきなんだ」と人工進化の研究を断念、「進化の家」は壊滅した。後に人体再生の研究中に偶然タコの足を無限に作り出すことに成功、アーマードゴリラを販売員としたたこ焼き屋「たこ焼きの家」を開業した。アニメ第11話では、アーマードゴリラと共に「たこ焼きの家」開店準備をしている様子が描かれた。モスキート娘声 - 沢城みゆき災害レベル鬼。蚊の姿をした女性型の怪人。村田版では人型に近いデザインになっている。無数の蚊の群れを自在に操り(指示が届く範囲は半径約50キロメートル)、標的の血を吸い尽くしてミイラ化させてしまう。災害レベル鬼と認定されているものの、単体では蚊を操るだけの貧弱な怪人(ジーナス博士曰く「試作品」)に過ぎない。しかし蚊に集めさせた血を大量に吸収してパワーアップすれば単体でも災害レベル鬼相当となる。Z市を襲いジェノスと交戦。当初は押されていたが血を吸ってパワーアップし、油断していたジェノスを自爆寸前にまで追い込むが、サイタマに平手打ち一発で倒された。その後は出番がないが、村田版では「翅と蚊の腹部を失って四肢が義肢となったものの生き残り「たこ焼きの家」の看板娘になっている」という裏設定があり、村田のTwitterでイラストが公開されている[15][注 34]。なお、あくまでギャグ描写の範疇ではあるが、手下である蚊が吸血によりサイタマを流血させて実質的なダメージを与えるだけでなく、サイタマの攻撃を何度も躱しイラつかせ、蚊の大量発生のニュースを見た彼を恐怖させたという功績がある。 カマキュリー声 - 長谷川芳明災害レベル不明。脳髄がむき出しになった頭部を持つカマキリの怪人。ジーナス博士の命によりサイタマ捕獲を狙う怪人軍団「旧人類撲滅用精鋭戦力」の先鋒として彼の自宅を襲撃するが、天井を破壊されたことに激怒するサイタマに名乗る前に倒された。ナメクジャラス声 - 浜添伸也災害レベル不明。テレパシーが使えるナメクジの怪人。一人称は「オデ」。カエル男と共にサイタマによって頭から地面に埋められ、出ようとしたところを獣王に切り刻まれた。カエル男声 - 後藤ヒロキ災害レベル不明。ナメクジャラスとコンビを組んでいたカエルの怪人。ナメクジャラスと共にサイタマによって頭から地面に埋められ、出ようとしたところを獣王に切り刻まれた。アーマードゴリラ声 - 山本祥太災害レベル鬼。サイボーグ手術を施されたゴリラの怪人。無機質な片言で話すが、実は普通に話せる(本人曰く「格好つけてました」)。自称組織のナンバー3。旧人類撲滅用精鋭戦力の中で唯一ジェノスと交戦して完敗。当初は自分より格上の獣王の存在を強みにジェノスの尋問に応じなかったが、肝心の獣王がサイタマによって肉片にされたと知るや否や素に戻ってあっさりと降伏し、サイタマに他の怪人が全員一撃で倒されたことをジーナス博士に報告した。旧人類撲滅用精鋭戦力として作られた怪人の中で唯一生存し、その後はジーナス博士のたこ焼き屋「たこやきの家」を手伝って暮らしている。村田版では食材の買い出しの最中にマーシャルゴリラと遭遇、ナイフで襲われるが一撃で返り討ちにした。 獣王声 - 斉藤次郎災害レベル鬼。「進化の家」ナンバー2の実力を持つ怪人。アーマードゴリラ曰く「(当時の)ジェノスでは敵わない」ほどの実力。ライオンの顔に、筋骨隆々とした人間の肉体を持つ。爪から衝撃波を飛ばして相手を切り裂く「獅子斬」と、凄まじい速さで獅子斬を連発する「獅子斬流勢群」が必殺技だが、サイタマには全てかわされ、「連続普通のパンチ」で腰から上を粉砕された。戦闘終了後も死骸は放置されており、単行本3巻のおまけ4コマでは、これを食べたカラスが突然変異を起こす様子が描かれている。 グランドドラゴン声 - 浜添伸也災害レベル不明。獣王をサポートするモグラの怪人。自在に地中を掘り進む能力を持つ。獣王を瞬殺したサイタマに恐れをなし、潜って逃げようとしたが地中に先回りされ、空高く吹っ飛ばされた。名前はモグラの漢字表記「土竜」を英訳したもの。阿修羅カブト声 - 石塚運昇(アニメ)、稲田徹(ゲーム『A HERO NOBODY KNOWS』)災害レベル竜。カブトムシの怪人。ジーナス博士が造り出した人工進化の最終形態にして「進化の家」最強の戦士。ジェノスの焼却砲を一息で押し返したり、サイタマの高すぎる戦闘能力をすぐさま察知する(それでも傲慢さもあって本気の自分の方が強いと見誤った)など圧倒的な能力と直感力を持つ。 精神が不安定かつ傲慢で品性に欠けるため、ジーナス博士本人ですらコントロールできず、仕方なく「進化の家」の地下に閉じ込められていたが、サイタマを捕らえる最終手段として解放された。理性を失う代わりに闘争本能と戦闘力を極限まで増強させる「阿修羅モード」を発動させたものの、阿修羅モードを発動した日がスーパーの特売日だったことに気付いたサイタマに瞬殺された。暗黒盗賊団ダークマターボロス声 - 森川智之災害レベル竜以上。暗黒盗賊団ダークマターの頭目。一つ目のヒューマノイド型異星人。宇宙のどこにも自分に敵う者がおらず退屈していたところ、遠く離れた星に自分と互角に戦える者がいるという占い師の予言を受け、地球にやってきた。予言の相手はサイタマだったと確信し、闘いを挑む。戦いの中で自分とサイタマの強さの差に気付いていくも自分の全てをサイタマにぶつけ、サイタマの「マジ殴り」をくらって敗北。サイタマに対して「おまえは強すぎた」と言って事切れた。結果的に敗北したとはいえ、「サイタマの攻撃を何発も耐え、マジシリーズまで出させた」「(ジェノスからの問いかけに対して)『今までで一番強かったかも』と言わしめた」など、明らかにほかの敵とは別次元の強さを持ち、純粋なパワーとスピードだけなら作中最強クラスの怪人である。第二回人気投票でのゲリュガンシュプ曰く「レベル竜なんてもんじゃない」「10日間で地球全土を更地に出来る」。ただし、その後のサイタマの様子から見てもそれほど印象に残る相手ではなかったようである。 宇宙でも随一の自然治癒力を持つ種族の生まれで、その中でも自然治癒力、身体機能、潜在エネルギー、あらゆる面において桁外れだった。体内に莫大なエネルギーを有し、驚異的な再生能力だけでなく、そのエネルギーの一部を強力なビームとして体外に撃ち出す事もできる。切り札は、体内エネルギーの放出を推進力として生物の限界を超えた身体能力を引き出す「メテオリックバースト」、全エネルギーを放出して惑星を更地にする程の威力のビームを放つ「崩星咆哮砲」(アニメ版では地球そのものを消し飛ばすつもりで撃った)。村田版では、「メテオリックバースト」状態でサイタマを月にまで蹴り飛ばした。暗黒盗賊団ダークマター最上位戦闘員災害レベル竜。 第二回人気投票でのゲリュガンシュプ曰く「3人とも災害レベル鬼を軽く超える実力を持つ」とのこと。メルザルガルド声 - 内山昂輝宇宙船外での見張りを担当していた。5つの頭部と人格を持ち、肉体を自在に変形する。それぞれの核が存在し、その核を破壊しない限り再生する。攻撃力もあっさり天空王を惨殺したり一撃でイアイアンの腕の消し飛ばしたりするほどに高い。バングやアトミック侍を含むS級ヒーロー4人と渡り合うほどの実力者だったが、核の存在がバレて次々と破壊されて消滅する。グロリバース声 - 浜添伸也乱杭歯で、標的を溶かす技「アシッドブレス」を持つ。「ダブルバイト」「煉獄トゲ絞め」「天空くびり裂き」「スクリュー尻尾突き」など、20種以上の技を考案・開発しているが、披露する間もなくサイタマに粉砕される。ゲリュガンシュプ声 - 後藤ヒロキ色は黒くタコのような姿をした、自称宇宙一の念動力使い。念動力で発生させた瓦礫の竜巻から遠心力で瓦礫を放つ「念動流石波」でサイタマを襲うが、「そんなもん誰でもできる」と一蹴され、逆にサイタマの投石で顔面を撃ち抜かれた。 アニメでは「念動流石波」に加えて重力攻撃を行い船員ともどもサイタマを圧殺しようとしたが、全く通用せず原作と同じ末路を辿った。投石攻撃だけならタツマキを凌ぐらしい。怪人協会怪人協会幹部災害レベル至上主義であり、災害レベル竜は「幹部」として扱われる。首領は怪人王オロチで、参謀はギョロギョロ。 ギョロギョロ声 - 子安武人災害レベル竜。村田版にのみ登場。怪人協会の参謀にして司令塔。オロチに対しては臣下として振舞ってはいるが、怪人王オロチはギョロギョロに洗脳されていて逆らえないため、事実上のトップでもある。超能力を操る一つ目を持つ大柄な怪人。駆動騎士の情報によると、あらゆる超能力で用いて、相手の有無を言わせず蹂躙する。バリアや敵を押しつぶすことができる強力な念動力を使いこなし、 テレパシーも使える他、虫のような小型の分身を飛ばして遠隔視もできる。また怪人の強さも測ることができ、怪人協会所属の怪人はギョロギョロによって災害レベルを測定され、災害レベル竜ならば幹部扱いとなる。本気で戦う際にはその全身から目が表れ、念動力による300倍もの重力で敵を押しつぶしてしまう。かつて強力な怪人を作り上げる方法を模索した時期があり、やがて「死の淵を強い精神力で乗り越えて成長することですさまじく強くなり、それを繰り返しながらも自我を失わなければより強力になっていく」という結論に至る。そして、その研究の果てに元は人間だったオロチを現在のような存在に作りあげた。そしてガロウを第2のオロチとして育てようとした。 その後は怪人協会に突入したタツマキと対決し、超能力で彼女を殺そうとするも、圧倒的な実力を持つタツマキに歯が立たず敗れる。しかし、ギョロギョロ自体はただの肉人形で本体は地下深くに隠れていた。サイコス災害レベル竜。怪人協会参謀のギョロギョロを操っていた本体でメガネをかけた長髪の女だが、現時点では人間なのか怪人なのかは不明。超能力の力はギョロギョロの時とは比較にならないほど強力である。ギョロギョロの時は一方的にS級ヒーローのタツマキにやられていたが本体が戦う場合それなりに抵抗はできる模様。それでもタツマキとは相当な実力差があるようで、本体でのタツマキとの戦闘時も、すぐに拘束状態にされていた。そこで尋問を受けている際にオロチが乱入し、超能力の拘束から逃れる事に成功、タツマキを超える超能力を手にするためオロチとの融合を画作するが、自分に洗脳されているフリをしていたオロチに精神を侵食されかける。力を振り絞り乗っ取りに成功したかのように見えたが、オロチと精神を共有した状態になる。パワーアップした力でタツマキとジェノスを苦戦させるが、駆動騎士やクロビカリを始めとしたS級ヒーローたちの連携攻撃や必殺技を受け続けて戦線離脱した。その後、サイタマとガロウの凄まじい戦闘背景に驚愕していた。 怪人王オロチ声 - 斧アツシ災害レベル竜。村田版にのみ登場。怪人協会の首領にあたる怪人で、見上げるほどの巨体と禍々しい風貌を持つ。一人称は「私」。駆動騎士の情報によると、怪人協会のボスにして、怪人細胞の持ち主。ゴウケツからは、地球上にアレより強い化け物は存在しないと断言されるほどの実力を有しており、製作者のギョロギョロをして「究極生物」と評している。肉体は怪人細胞で構成されている。普段は伸縮自在で高速な頭の角で敵を刺突し、本格的な戦闘の際は、いくつもの蛇のようなもので構成された四肢を解放し、本体や四肢の蛇から超高温の熱線を放つ。格闘技術もガロウ並の天才かつ技術も繊細で、ガロウとの戦闘の際は彼の使う武術を一目見ただけですぐさま習得し、ギョロギョロの指示通りに手加減してガロウを殺さずに戦闘不能に追い込んだ。全力を出す戦闘の際には更に炎をまとった人型の戦闘形態に変化し、四肢の格闘技術と、腕や胴体から放つ熱線で戦う。寡黙で、ギョロギョロの言うことを聞く描写が多いが、逃げ帰った覚醒ゴキブリを容赦なく食い殺すなど、敗者には冷酷な面を持つ。ギョロギョロによると、元々はただの人間だったが、彼に目をつけたギョロギョロの育成によって死線を乗り越えて強くなり続けることで現在のような存在になったとのこと。ギョロギョロによる教育によって洗脳されてもおり、ギョロギョロからは一応敬語を使われてはいるが、その命令(指示・お願い)には逆らえない。 度重なる強化や強くなりすぎたこと、洗脳などによって、自我や感情はやや希薄になっており、自ら「霞がかっている」と評しているなどサイタマと似た一面も。育ち過ぎたポチでもかなわないサイタマと出会った際には、自分とまともに戦えるかもしれない存在によって久々に興奮し、饒舌となっていた。育ち過ぎたポチとの交戦の余波で地下アジト全域を揺るがしたサイタマを警戒して対峙し、ゴウケツやムカデ長老を倒したことで地上で噂されていた「ゴーストタウンの化け物」の正体が彼であることを確信する。サイタマに興味を覚えるが、サイタマからは「過去に戦った連中と同じでどうせワンパンで終わるんだろう」と興味を持たれなかった。サイタマに対して凄まじい攻撃を仕掛けていくもワンパンで倒され、“恐怖"という感情を認識し地下深く落ちていった。 後に描きかえられた話では、古代の地底人が描いたと思われる壁画のある場所までサイタマを誘導し、自身にそっくりな絵が描かれていることと何故か読むことができた古代文字から自身が神になるべくして生まれた存在だと確信し、サイタマを生贄にして神になろうとした。しかし、サイタマはマグマを風呂代わりにしていてオロチの話は碌に聞いておらず、最初から本気を出して地球のエネルギーを直接吸い取ったガイア砲をサイタマにぶつけるも、サイタマのマジ水鉄砲で打ち消され、一撃で倒された。止めはさされなかったが、瀕死の状態で祭壇まで行き力尽き、サイタマの攻撃の余波で現れた壁画の全貌によると、オロチにそっくりな者の絵は実は神の生贄の1つに過ぎなかったことが判明する。その後、致命傷を負いながらも大勢の怪人を吸収することで回復をする。今までサイコスに洗脳されたふりを告白し、サイコスまでも乗っ取ろうとするが、最後はサイコスと精神を共有した状態になる。パワーアップした力でタツマキとジェノスを追い詰めていくも、バングやアトミック侍を始めとしたS級ヒーローたちの奥義や絶技を受け続け、最期はタツマキに持ち上げられたアジトごと槍のように変え、串刺しにされて消滅した。 ゴウケツ声 - 乃村健次災害レベル竜。村田版にのみ登場。怪人協会の幹部。人間の数倍の巨躯と四つの目を持ち、棘の多い体をしている。怪人王オロチに実力を買われている。元々は高名な武術家で、最多の出場者が集まった第一回スーパーファイトの初代王者だったが、数年前にとある怪人に惨敗した後、怪人の巣に連れて行かれ、暴力で全てを支配するという自身の野望を叶えるために怪人細胞を食べて怪人化した。敵には残虐ながら怪人の中でも元人間ということもあってか、武術会のレベル低下を思わず嘆いたり、怪人化して自我を失った元弟子たちを「それはそれでかわいい」と形容したり、怪人の勧誘も比較的丁寧に行うなど理知的な面も見せる。元一流の武術家としての高い戦闘技術と怪人としての強靭な肉体を有する。連戦でボロボロだったジェノスを撃破する、スイリューを赤子扱いするなど高い実力を持つ。 ジェノスを撃破後に武術大会の場であるスーパーファイトの会場に現れるが、強力な出場選手たちを怪人にして怪人協会の手下に加えることが目的で、病院に搬送されていた選手も三羽ガラスを使って会場に集めさせた。その脅しに屈したり怪人細胞による強化に目が眩んだベンパッツ、ハムキチ、ボルテーン、チョゼらの怪人化に成功させる。しかし彼らを倒したスイリューの戦いぶりを見て、殺すには少し惜しいと考え、怪人協会の幹部にもなれるかもしれないと寝返ることを勧めるも、断わられたことでスイリューをいたぶって重傷を負わせる。その後は怪人細胞の多量摂取で推定災害レベル竜の怪人となって万能感に浸っていたバクザンに実力の差を見せつけ、怪人協会のアジトの場所を教え会場を後にする。しかし、その後やってきたサイタマによってスーパーファイトの会場まで首が吹っ飛ばされて死亡した。ジェノスからは、過去に戦ったどの怪人よりも強くS級ヒーローを集合させサイタマの力も借りて一斉に叩く必要があるほどの相手と評され、スイリューからも反則とまで言われるほどの強さであったが、サイタマからは、他の怪人との違いが分からなかったと言われた。 大怪蟲 ムカデ長老声 - 坂東尚樹災害レベル竜。村田版にのみ登場。怪人協会の幹部。ムカデ先輩とラフレシドンに続き、金属バットと交戦する。全長が確認できないほどの体躯を誇り、外殻の硬度は金属バットの攻撃やメタルナイトのミサイルも全く受け付けず、バングとボンブの奥義を喰らっても外殻の脱皮によってダメージを無力化するほど。2年前にブラストと交戦し敗北、瀕死の重傷を負いブラストを憎んでいる。ブラストへの復讐のために怪人協会と協力を結び、なかなか表に出てこないブラストを戦場に引きずり出そうと躍起になっていた。ギョロギョロによると、ムカデ長老とまともに戦えそうなヒーローはブラストを含めて4人で、他にはタツマキとメタルナイトとキングがムカデ長老への脅威になるとしている。 フェニックス男に呼び出されバング、ボンブ、ジェノスの足止めとブラストへの復讐のため暴れまわる。3人の攻撃で大ダメージを負うも脱皮しすぐに再生するが、駆けつけてきたキングの「ブラストを連れてきた」という挑発に乗り、待ち構えていたサイタマのマジ殴りで砕け散った。必殺技は「百足(ムカデ)大うねり」。黒い精子声 - 梅原裕一郎災害レベル竜。怪人協会の幹部。普段は1体にまとまっているが、実際は11兆4491億71万2554体の個体の集合であり、斬ったり潰したりしても細胞ストックが尽きない限り、分裂したり巨大化しながら攻撃を仕掛ける。群体でも通用しない相手の場合は、個体の自我を殺し統合・合体することで「多細胞精子」となり、二度と分裂・変形ができなくなる代わりに、個体とは比較にならないほどの「高性能」となる。さらに10兆の個体が合体し「黄金精子」となる。通常でもアトミック侍を追い詰め、「黄金精子」になると弱っていたとはいえ、通り掛かっただけでタツマキを倒せるくらいになったが、その直後、覚醒したガロウに秒殺される。怪人の中ではかなり頭の切れる方で、戦況を分析したり、ガロウ戦後ストックが1体になり弱体化し圧倒的不利状況に陥ったあと、育ち過ぎたポチとともにサイタマのペットとして飼われる選択をしたり、その後登場するネオヒーローズに関して自分なりの考察をしたりしている。村田版では、怪人協会に来たのはあくまでヒーロー協会を潰す目的で集まっただけで、オロチの配下になるつもりはなく手を組むのも今回限りと話しており、他の強力な怪人も同様の考えを持った者が多いようである。駆動騎士の情報によると、一匹一匹が自我を持っており、分裂状態でも高い戦闘能力を持つ。村田版では更に内容が追加されており、連携はより優れ、数はより多くなっている。必殺技は自身を限界まで分裂し続けて兆単位という数の利点を活かした「精子津波」。凄まじい破壊力を持つが、分裂する分だけ個体は弱くなるため、作中では使われることはなかった。 多細胞精子原作版にのみ登場。1兆2931億4226万1072体を合体させた形態。見た目は筋骨隆々で、口調や態度も個々と同じである。合体した力でタツマキに挑むも、首を捩じられた挙句に首から上を岩にぶつけられて死亡した。黄金精子原作版、村田版ともに登場。10兆体を合体させた超形態[注 35]。見た目は筋骨隆々で、口調は敬語で話すが、その姿勢は慇懃無礼そのものである。実力は多細胞精子よりも更に上で、タツマキを始めとしたS級ヒーローたちを一瞬で倒した。村田版では、Gブサイク大総統やクロビカリも圧倒している。原作版では、覚醒したガロウに倒された。村田版では、アトミック侍の技からホームレス帝を守るが、右腕を切り落とされる。しかし、倒されるほどではなかった。 白金(プラティナム)精子村田版にのみ登場。54兆体を合体させた究極形態。見た目はスマートだが、黄金精子よりもさらに輝きが帯びており、黄金精子と同じく敬語で話す。実力は黄金精子よりも更に上で、S級ヒーローたちを軽く蹴散らし、スピードもフラッシュを余裕で上回る。そのスピードは、コンマミリ秒単位で数千の軌跡を残すほどで、フラッシュとガロウの戦いではフラッシュを倒すも、覚醒前のガロウによって倒された。必殺技は「不埒な回し受け(プラティナムリング)」。1万体分精子別働隊村田版にのみ登場。1万人体の個体を持つ4体から成る。常に栄養を補給し続ける必要があるGブサイク大総統の動きを偵察し、遠巻きに包囲して干からびさせようとするが、金属バットがその場に居合わせる。4体がかりで殴りかかるも、直後に反撃されて4体とも消滅した。ホームレス帝災害レベル竜。怪人協会の幹部。神通力を操り、「光パワー」と自称する力で、強力な破壊力を持つ光弾を放出して攻撃する。ただし、この光弾は距離を詰められた状態で使うと爆発で自身も致命傷を受けるのが弱点。村田版では、ゾンビマンの銃弾を光弾で防いでいた。 かつては普通のサラリーマンだったが理不尽な理由で無理やり解雇させられ、世捨て人となっていたが自己中心的に繁栄している人間の愚かさに気づき、そんな世界で下等な扱いを受けることに耐え切れなくなり死を選ぼうとする。その時突然彼の前に「神」が現れ、愚かな人類を滅ぼすために神通力を授かった。駆動騎士の情報によると、身体能力自体は一般人レベルだが、至近距離からの攻撃を避け、瞬時に応戦するなど反射神経は優れている。光弾は無尽蔵に放出することができ、ホームレス帝自身は全く疲弊している様子が無い事から、黒い精子からはエネルギーの出どころは他にあるのではと推測されている。最終決戦まで生き残ったが、ゾンビマンに「神」のことを語ろうとしたため、「神」に神通力を没収され、急速に力尽きた。「人類を地球に対する害として排除する」「爆発する光球を操る」などワクチンマンとの共通点が多い。村田版では更に内容が追加されており、威力はより強く、技の応用はより広くなっている。彼の怪人という経緯としては、怪人細胞や突然変異などではなく、全く異なるタイプである。アマイマスクとは正反対の【純粋な人間タイプの怪人側】という非常に珍しい怪人である。 必殺技は連続攻撃する「整列爆撃」、辺り一面を破壊の限りを尽くす「超過密絨毯爆撃」。エビル天然水災害レベル竜。怪人協会の幹部。液状の体に目玉が二つ浮かぶ凶悪な怪人。殺意や焦燥など他人の感情に反応、超高圧の水流をビームのように射出して攻撃する。殺気の無い相手には攻撃をしない。童帝の分析によると、水流の噴出によって消費した水分は空気中から吸収して再生できる他、油分を含んだ怪人を吸収することで、特殊攻撃の対策を取るなど知力はかなり高い。駆動騎士の情報によると、液体生命体で、水分を奪うことで体積を増やすことも可能。村田版では更に内容が追加されており、体積はより大きく、存在はより厄介なものになっている。コアとなる心臓部が弱点だが、心臓部も液体なため物理的な攻撃が通用しない。だが、サイタマの一撃による衝撃を受け四散し行動不能状態となる。怪人協会壊滅後も心臓部は生きていたが、復活を見越して密かにマークしていた豚神に飲み込まれ、内側から抵抗するも致命傷を与えることができず消化された。 マッドドクターフィッシュ災害レベル虎。エビル天然水と共生してる魚の怪人。ピラニアのように鋭い歯で相手を襲い、敵味方関係なく嚙み殺す。イアイアンに倒された。エビル海洋水災害レベル【不明】。エビル天然水が海に入ることで更に凶暴になった超海物。ムカデ仙人曰く「母なる海の化身」。ムカデ仙人との連携でガロウを窮地に立たせるもサイタマのマジ殴りにより霧散された。怪人協会崩壊後は、原作同様に核が残っており、そこに現れたエアーを瞬殺するも直後に豚神に飲み込まれる。こちらも原作同様に体内から抵抗するが決定打にならず、最期はそのまま消化された。必殺技は1発で街を破壊する「海大砲」。ブサイク大総統災害レベル竜。怪人協会の幹部。不細工な普通の人間が、その容姿が原因で溜まった嫉妬心・劣等感を憎悪に変換、怪人化した「ブサイクモンスター(略称ブサモン)」と呼ばれる類の怪人。美しい・かっこいい者への嫉妬・憎悪によってより醜く強化される。ハグキ共々本気を出したバングに一撃で倒された。 駆動騎士の情報によると、相手の弱点を見抜く洞察力に加え、強靭な肉体と残虐性を用いて相手の精神と肉体を破壊する。村田版では更に内容が追加されており、顔はより醜く、体はより強靭なものになっている。必殺技は「顔面崩壊パンチ」「全身崩壊パンチ」「尊厳崩壊パンチ」。 Gブサイク大総統ハグキによって丸吞みにされた直後に脱出するも、胃液で全身が溶かされた醜悪な姿をしている。「G」は「ゲロ」の意味で、片目が取れかけている。ハグキの強力な消化能力を引き継いでおり、全身が強酸の塊のような状態になっている。斬撃が効かない体になったことで剣聖会のメンバーを簡単に倒し、クロビカリにも酸でダメージを与えるなど大幅にパワーアップをした。しかし、体を維持するためには食事をし続けなければならず、分裂した黒い精子たちをも酸で溶かして食べ始めたことで黒い精子の怒りを買い、合体して金の腐食耐性を身につけた黄金精子にボコボコにされる。また、思い描いていたシナリオを台無しにされたことでホームレス帝からも怒りを買って攻撃を受け、勝ち目がないことを悟り逃走する。しかしその後、倒れているバングを見つけ、殺そうとしたが、最期はガロウに腹部に巨大な風穴を空けられて死亡した。 必殺技は「前腕溶解パンチ」「全身溶解パンチ」。ハグキ災害レベル竜。怪人協会の幹部。目も鼻もない、巨大な口だけの醜い怪物。豚神と同様な戦闘スタイルで敵を丸飲みする。豚神を倒し最終決戦まで生き残ったが、ブサイク大総統共々本気を出したバングに一撃で倒された。鳴き声は、「ブモオオオオオ」。駆動騎士の情報によると、無限の食欲に駆られ、重機をも嚙み砕く咬合力で、標的にしたものを胃袋に収めるまで止まらない。村田版では更に内容が追加されており、実力はより高く、食欲はより旺盛になっている。育ち過ぎたポチ(村田版では育ちすぎたポチ)災害レベル竜。怪人協会内で飼われている番犬。バングやガロウからの攻撃を受けても大したダメージを受けない異常なタフネスを持つ巨大な犬の化け物。口から火炎弾のようなものを無数に放つ。その実力はニャーンやオロチからも認められ一目置かれている。 サイタマと遭遇し襲いかかるが、犬好きなサイタマからは怪人ではなく「犬」と認識されており、しつけとしてパンチ一発で「おすわり」をさせられて倒されたがとどめはさされなかった。その後、意識を取り戻しオロチからサイタマを殺すように命令されるが一目散で逃げ出す(村田版のみ)。駆動騎士の情報によると、怒らせば辺り一面を更地にするほど驚異的な存在だが、自分より強い者には懐く習性がある。怪人協会壊滅後も生き延びていたが大幅に弱体化しており、子犬ほどのサイズになってサイタマに近寄ってきた。犬好きなサイタマは家に連れ帰っている。ニャーン災害レベル竜。村田版にのみ登場。怪人協会の幹部。猫の怪人。元は飼い猫だったが、当時の飼い主に強引に愛情を押し付けられていたことに辟易していたようである。「猫罰」という爪を使ったシンプルな攻撃を行うほか、3ミリ程の隙間があればあらゆる場所に侵入できる能力も持ち合わせている。隙間からの不意打ち、攻撃を避ける際や逃走時における手段としても活用できる事から汎用性はかなり高いと思われる。 怪人協会への勧誘を目的に臭蓋獄へ赴き、囚人十数人を怪人化させることに成功する。ヒーロー協会との全面戦争時は、怪人化した囚人達とプリズナーが対峙していた際に現れ、プリズナーに深手を負わせるものの、プリズナーが「愛情を強引に押し付けてきた昔の飼い主に似ている」という理由から嫌悪感を覚え、逃走する。ぷりぷりプリズナーを振り切った後、サイタマがポチを一撃で倒した様子を目撃し、隙をみてサイタマに不意打ちを仕掛けるも全く効かず、恐怖感を覚えそのまま逃走する。逃走後、地上に出てストレス発散目的でA級以下のヒーロー達をいたぶり始める。また、その際にヒーロー達が人質だったワガンマの救出に成功した事を知り、遊びのテーマとしてヒーロー達の前でワガンマをズタズタにしようと画策しワガンマを連れ去ろうとするが、突如現れた駆動騎士と交戦。互角の戦いを繰り広げ、駆動騎士を苦戦させるが、最後には駆動騎士の「戦術変形『金』」により丸焦げにされ倒された。その後もかすかに生きていたが、生物模倣兵器の参考にするために駆動騎士に回収された。疾風のウィンド声 - 村田太志災害レベル鬼〜竜[16]。新入りのためか幹部候補。怪人協会メンバーで特S級の賞金首。長髪で眉毛がなく、睫毛が長い。ソニックと同じく忍者の里の出身者で、彼の先輩にあたる「黄金の37期」。人間状態でも音速のソニックの爆裂手裏剣を難なく受け止める高い実力を持つが、同じ里出身の「人身売買王アブラボウズ」といった実力者には戦力的にもかなわず、「暗殺者」として使い潰される虚しい人生に嫌気がさし、世界を支配できるだけの力を求めてフレイムと共に怪人協会に入り怪人化。人間の姿と怪人化した姿を自由に切り替えることができ、ソニックが戦慄するほどの速さを身に付けた。怪人化した姿は全身に豹の様な模様が浮かび上がる。閃光のフラッシュをヒーロー協会の実力的なトップとして高く評価している一方で、自分たちのスピードについてこれない他のヒーローは雑魚だと見なすなど自身の速さに相当な自信を持っている。怪人化した際の強さと速度は人をほとんど褒めないフラッシュをして「片方でも取り逃がしたら後々面倒になる」と評価せしめるほど。 怪人王オロチに対する忠誠心などは一切無く、いずれ自分たちの手で世界を支配することを望んでおり、自分たちの唯一の障害となる閃光のフラッシュを確実に討つためにソニックを勧誘に来てソニックに怪人細胞を渡した。その後、怪人協会に乗り込んできたフラッシュとの戦いでは善戦するが、最後はフレイムと共に閃光斬で倒された。その後、転生フェニックス男の能力の影響で復活したがフラッシュに倒された時の記憶は無く、フラッシュを探している時にサイタマと遭遇し、ヒーローと認識してフレイムと共に攻撃をしかけるもあっさり見切られる。自分たちの技を見切ったとのことで殺しのターゲットにするが、先約があるとのことで後回しにしてフラッシュ探しを再開した(なお、人間体のまま全裸で行動していたため、サイタマには「ただの変質者」と認識されて見逃された)。後に142話は描きかえられ、全裸ではなくなったが、転生フェニックス男との対戦で疲弊した童帝を使ってフラッシュをおびき寄せようとしたが、サイタマにフレイムもろとも一撃で倒され捕縛された。元々は村田版にのみ登場していたが、原作115話にて逆輸入の形で登場している。 必殺技は「嵐刃脚」。業火のフレイム声 - 内匠靖明災害レベル鬼〜竜[16]。幹部候補。怪人協会メンバーで特S級の賞金首。基本的にに無表情で髪を逆立てているが、しゃべり出すと饒舌。炎を纏った攻撃をする。怪人化した姿は全身に血管の様なものが浮かび上がる。ソニックと同じく忍者の里の出身者で、ウィンドと同じく「黄金の37期」。常にウィンドと行動を共にする。元々は村田版にのみ登場していたが、原作115話にて逆輸入の形で登場している。必殺技は「炎刃脚」「火遁 散閃斬」。怪人協会構成員フェニックス男声 - 前田弘喜災害レベル鬼。怪人協会メンバー。かつて放送されていた「アニマル帝国」の登場キャラクターである「ドンカンバード」のスーツアクターを務めていた男が着ぐるみが脱げなくなり、そのまま怪人化した。番組が打ち切られるとお払い箱になり、プロデューサーらしき人物から水をかけられるなど屈辱的な過去を持ち、それゆえに人間たちへの強い復讐心を有する。「自分にとっては怪人協会も踏み台に過ぎない」と嘯くが、童帝に全く太刀打ちできずに倒される。 村田版では比較的理知的な性格に変更され、暴れることにしか能が無い多くの怪人と違い全体を見渡して指示を出したり交渉ごとも行えることからギョロギョロに重用され、ガロウへの勧誘役やヒーロー協会から人質をさらう役の指揮官を任されていた。そのため自分のことを一目置かれる「中間管理職」と称している。怪人協会に籍を置いてはいるがあくまで利害関係によるもので、ギョロギョロにオロチ育成の話を聞いた後は、自らもいずれパワーアップし怪人王になることを目論む。転生フェニックス男災害レベル竜。村田版にのみ登場。童帝によって倒されたフェニックス男が転生した姿。転生したことによりクチバシ攻撃しかできなかったフェニックス男とは思えない程の強さを得た。攻撃力、耐久力、スピード、あらゆる面で優秀で一部特化な怪人が多い怪人協会のなかではかなりバランスが取れた存在である。特に耐久力は災害レベル「竜」の中でも最強クラスで本体が死んでも着ぐるみさえ無事なら何度でも復活し復活するたび際限なく強くなるという。着ぐるみには強い愛着を持っているようで、童帝からの攻撃を受けて着ぐるみが損傷した際には激怒しているほか、スーツアクターとしての強いこだわりを見せる。 元々頭がよく強い警戒心を持っていたことと、本体が死んでも着ぐるみの能力で際限なく復活し復活するたびパワーアップする特性も相まって童帝の切り札すらものともしなかったが、強くなりすぎて慢心したことと着ぐるみに傷をつけた事が重なり童帝への怒りで突撃した結果、着ぐるみの中にコチョコチョ虫一号を入れられてくすぐられ、たまらず着ぐるみを破いてしまい力が抜けてしまう。弱体化した所を童帝に攻撃され、着ぐるみをむしりとられたことで怪人としての力を完全に失い、戦闘不能となった。後に142話は描きかえられ、着ぐるみを脱ぐ事を拒絶してくすぐりに耐えていたが笑いすぎて爆発し、災害レベル狼未満の怪人ヒヨコ男になった。必殺技は「フェニックスエクスプロージョンクチバシ攻撃」、転生前はS級ヒーローの童帝が貼った「イライラシールド」に歯が立たなかったが転生後は「イライラシールド」を五重を容易に突き破り童帝にダメージを与えた。基本全ての攻撃は熱属性であり熱に強い素材ならすこしなら耐えられる。着ている着ぐるみの性能を変えることができる。彼の経緯としては前述のとおり憂いに沈む過去を持ち、怪人化した後でも根強く彼の中に残っている。 必殺技は光の弾を発射させる「フェニックスフレア」、死体をゾンビとして甦らせる「新王・目覚めの光」 怪人ヒヨコ男災害レベル狼未満。142話で登場。見た目は文字通りひよこの姿をしており、サイズも非常に小さい。サイタマから逃げ出すも、ウィンドに蹴り飛ばされた。キリサキング災害レベル鬼。怪人協会メンバー。両腕が刃になっている、顔に包帯を巻いた都市伝説怪人。怪人協会の中でもかなり危険な存在で仲間の怪人でさえ彼に近づこうとはしない。戦闘能力は鬼の中でも高く初期のガロウとやりあえるぐらい強い。蟲神、ムカデ先輩と共にガロウの動向監視を行い、不細工な子供を殺すよう命じたが反発される。一度はガロウに重傷を負わせたが、不細工な子供を助けるため怪人教会本部に現れたガロウと再度戦闘になり、武器の刃を腕でへし折られパンチ一発で首が引きちぎれさらにボンブからコピーした「旋風鉄斬拳」で頭部がバラバラになり死亡した。 蟲神災害レベル鬼。怪人協会メンバー。キリサキング、ムカデ先輩と同じくガロウの動向監視を行っていた怪人。覚醒前のガロウの攻撃力で歯が立たないほどの肉体を持つ。ガロウを制裁した後、怪人協会本部で超合金クロビカリと戦っていたが、攻撃をすべて防がれ、パンチ一発で腰から上を粉砕された。ムカデ先輩声 - 手塚ヒロミチ災害レベル鬼。怪人協会メンバー。巨大なムカデの体に人面の付いた怪人。普段は地面に潜っており、主な攻撃手段は鋭い脚による地面からの不意打ち。作ではキリサキング、蟲神と共にガロウを襲うも返り討ちにされる。村田版ではヒーロー協会幹部をさらうために出現し、鋭い攻撃で金属バットを追い詰めるが、気合を入れ直した彼に一撃で敗れた。 必殺技は「百足(ムカデ)大行進」。ヒトトリグサ声 - 杉崎亮災害レベル不明。村田版にのみ登場。食虫植物の怪人。ヒーロー協会幹部をさらうために出現するが、金属バットに瞬殺された。ムカデ後輩声 - 山口崇浩災害レベル不明。村田版にのみ登場。元は普通のムカデだったが、異常成長によって自我が芽生えた。自分こそ自然界の頂点と粋がっていたが、ムカデ先輩に序列を教えられた過去を持つ。ヒーロー協会幹部をさらうために出現するが、金属バットに敗れた。 ラフレシドン推定災害レベル鬼。村田版にのみ登場。悪臭を放つラフレシアの怪人。ヒトトリグサ、ムカデ後輩が敗れたのを受けてムカデ先輩と共に出現。相手を昏睡状態に陥らせる「催眠香」で優位に立つが、気合いを入れ直した金属バットに敗れた。サイレスラー声 - 杉崎亮災害レベル虎→鬼。村田版にのみ登場。怪人協会メンバー。レスラーの姿で腹部に「砕」の文字を入れたサイの怪人。モヒカン、パイナップルと対峙し、彼らの必殺技を受けて採点、2人の戦闘力を酷評する。元々は災害レベル虎だったが、地上で一番強い奴になるために特訓を続けた結果、災害レベル鬼に成長する。A級ヒーローの攻撃すらものともしなかったが、アトミック侍に斬られたことすら気付かず、気付いた後はアトミック侍の攻撃を100点と評価しながらバラバラになって死亡した。 マーシャルゴリラ声 - 堀総士郎災害レベル虎。村田版にのみ登場。軍人の姿でバナナ型の葉巻を吸うゴリラの怪人。自分の災害レベルに拘っており、災害レベル「虎」から「鬼」に上がるまでA級ヒーローを襲い続けると公言している。W市でヘビィコングと対峙し、圧倒的な実力で勝利した後はW市を徘徊していた。遭遇した進化の家のアーマードゴリラにナイフで襲い掛かるが全く通用せず逆にナイフが折れてしまい、一撃で顔面の骨が砕かれ死亡した。必殺技は「バナナスラッシュ」。舞妓プラズマ声 - 紡木吏佐[17]災害レベル虎。村田版にのみ登場。怪人協会メンバー。着物姿で背中に背負った雷様の太鼓を用いて、電気を自在に操る舞妓の怪人。電気ナマズ男と共にD市で雷光ゲンジと対峙し、勝利する。その後、怪人協会のアジトに侵入したぷりぷりプリズナーと対戦するも攻撃が全く通じず他の怪人たちと共に退散しようとしたところ、バキューマによって食われ能力を奪われる。後に描き直された話ではバキューマに吸収されるも、ぷりぷりプリズナーがバキューマを倒した際には消化されていなかったことで生き残る。また、電気ナマズ男とは夫婦であることを示唆する描写がある。電気ナマズ男災害レベル虎。村田版にのみ登場。怪人協会メンバー。逞しい手足を生やした電気ナマズの怪人。腹部に充電マークがある。舞妓プラズマと共にD市で雷光ゲンジと対峙し、勝利する。その後、怪人協会のアジトに侵入したぷりぷりプリズナーと対戦するも攻撃が全く通じず他の怪人たちと共に退散しようとしたところ、バキューマによって食われ能力を奪われる。協調性は怪人の中でも高く、後に149話で描きかえられた際、それを示す場面が多く見られた。描きかえられた話ではバキューマの吸収から辛うじて逃れるも、舞妓プラズマがバキューマによって吸収された際は憤慨していたが、ぷりぷりプリズナーによって吸収された怪人たちが全員排出され、無事と知るや否や我先に彼女を助けその場から立ち去った。怪人姫 メガネメガミ推定災害レベル鬼。原作にのみ登場。怪人協会メンバー。ハート型の眼鏡をかけた女性怪人。いかなる男でも虜にし、奴隷にしてしまう強力な催眠術「洗脳ハートビーム」を持つが、アマイマスクには通じず倒された。台詞から察するに、アマイマスクのファンだった模様。 村田版では怪人姫 弩Sがメガネメガミの役割を担っている。怪人姫 弩S声 - 藤原夏海災害レベル鬼。村田版にのみ登場。怪人協会メンバー。抜群のプロポーションの持ち主で、露出度の高いボンデージ衣装を纏った女怪人。マスクをしており、素顔は口が裂けており非常に長い舌を持つ。その名前と外見通りのサディストで、イバラの鞭による特殊な刺激で相手を虜にし奴隷にしてしまう。災害レベル鬼にしては意外とタフで、幾度となく大ダメージを受けたり、フブキからの激しい裁きを受けても倒れないなど自我も強い。怪人協会による宣戦布告の際は、街で暴れてダークネスブレイドを始めとするヒーロー数名を鞭の刺激で洗脳し、駆けつけたフブキ組と対峙、フブキ組メンバーをも洗脳するが、フブキが負傷したことを察知して周囲を破壊しながら近づいてくるタツマキの実力が想像の遥か上であったことを悟り、現れたタツマキに洗脳したフブキ組をけしかけ、撤退。 その後、怪人協会本部まで逃げ帰り、覚醒ゴキブリがオロチに食い殺された直後、自身もギョロギョロに敗北を咎められるが、能力の利便性により生かす価値があると判断され、次は無いとオロチに釘を刺されたものの事なきを得た。ナリンキ私設部隊が怪人協会に捕えられた際には、G5の助言で戦力として使った方が有益とのことで私設部隊全員を洗脳した。怪人協会のアジトに侵入したイアイアンたちA級ヒーロー三剣士と遭遇し、洗脳した私設部隊をけしかける。私設部隊との戦闘で隙が生じたブシドリルを攻撃して洗脳しようとするも、アマイマスクによって阻止されてイアイアンたちを取り逃がす。弩Sはアマイマスクのファンで、素顔を見せて彼を誘い取引に応じれば私設部隊の洗脳を解く可能性をちらつかせるも相手にされずけしかけた私設部隊はあっさりと皆殺しにされた。自分の知るアマイマスクとあまりにも違う姿と実力に動揺し、鞭で攻撃をするも全く通用せず降参。アマイマスクに服従することを誓って命乞いをするが「怪人は死ね」と言われ(直接的な描写は無いものの)首の骨を折られ絶命する。後になって145話は描きかえられ、ナリンキ私設部隊はアマイマスクに殺されかけたところを三剣士によって阻止される。また、弩Sは頭をアマイマスクによって壁に叩きつけられた後、油断していたアマイマスクに自身の足を蛇のように巻きつかせて動きを止めて舌で顔面を攻撃するが、その顔を見てアマイマスクが人間ではないことに気付いた直後に顔面を握りつぶされて殺されたかに見えたが、後に描きかえられた151話では上の階から滴り落ちてきた怪人の血を啜ることで回復し、潰された顔も元に戻した。アマイマスクの秘密を知ったことでうまく利用すれば優位に立てると考え、アマイマスクを1000人目の恋奴隷にすることを決めるが、直後にフブキと遭遇する。優位に立つよう人質を取るもシルバーファングによって失敗し、自身も拘束される。その後はフブキからの激しい裁きを受け、洗脳されるふりをしてガロウをおびき寄せる笛を吹くが、実はその笛は育ちすぎたポチを呼び寄せるものだった。ポチに手こずってる隙に逃げようとするが、フブキの地獄嵐によって失敗する。 地底人達が互いに争って滅んだのは、彼女が潰し合わせたものであることが判明する。アマイマスクを恋奴隷にするつもりではあるが、実はアマイマスクに惚れてしまっているようで、妄想の内容からむしろ彼女自身がアマイマスクに支配されたがっている様子が窺える。ガンリキ声 - 冨岡美沙子災害レベル鬼。村田版にのみ登場。頭部はメデューサのように無数の蛇になっており、ラミアやナーガを思わせる蛇の下半身を持つ女怪人。相手を麻痺させる神経毒を用いる。童帝が作ったカマセイヌマン22号によって全ての毒を分析された後にカマセイヌマン22号の自爆攻撃を受けたが、表面の皮が消し飛んだだけで目立ったダメージが無く、熱感知で童帝を見つけ出すが、応援に駆け付けた豚神に丸ごと食べられて倒された。 百々目蛸災害レベル鬼。村田版にのみ登場。全身に無数の目玉を持つ巨大タコの怪人。建物を食べて巨大化・硬質化する性質を持つ。閃光のフラッシュによって目を潰されのたうちまわっていたが、タツマキによって上空へ持ち上げられ、丸く潰されて倒された。拳闘魔人災害レベル鬼。村田版にのみ登場。4本の腕を持つボクサーの姿をした怪人。かつては格闘技を極めた格闘家だったが、試合だけでは物足りず、自分の力を思う存分発揮したい破壊衝動によって怪人化した。スマイルマンと対峙し圧倒するが、バングに瞬殺された。ヘドロクラゲ声 - 伊達忠智災害レベル虎。村田版にのみ登場。怪人協会メンバー。粘性の液体状の肉体を持ち、毒ガスも効かず、打撃や斬撃を受けても一時的に体が飛び散るだけでダメージは一切受けない体で災害レベル虎にしては驚異のしぶとさを誇る 倒すためには火など物理以外の攻撃が有効であるフェニックス男と行動し、ゼンコを誘拐しようとするが、ガロウに倒され撤退する。その後、ガロウへの嫌がらせのチャンスを窺い続けており、ガロウがキリサキングたちから逃げさせたタレオを捕縛し、隙が生じたガロウにキリサキングたちが攻撃をしかけ瀕死の重傷を負わせるきっかけを作った。ワガンマを救出に来た童帝と戦うが、自分には斬撃が効かないことに油断して、燃料油を注入されて焼け死んだと思われていたが生きており、童帝の前に再び現れて怒りを露にし邪魔しようとするが、体に含まれる油分に目をつけたエビル天然水に体内の水分を全て吸収され死亡した。 必殺技は「ヘドロプレス」。バンパイア(血統書付)推定災害レベル鬼。怪人協会メンバー。吸血鬼の家系の末裔で、血統書付きの正真正銘本物の吸血鬼。ゾンビマンの30分に渡る死闘の末、死亡した。村田版では生まれながらの本物の怪人であるというエリート意識から、オロチや幹部を含め他の怪人たちを内心では紛い物と見下しており、ヒーローたちを全滅させた後で紛い物の怪人を皆殺しにしようと画策していた。そのため、他の怪人達からは嫌われている。ダイショッカン推定災害レベル鬼。怪人協会メンバー。巨漢の怪人。巨大なトカゲのような外見で、非常に食欲旺盛。豚神と遭遇して丸呑みにしようとするも、逆に豚神に丸呑みにされてしまった。魔ロン毛推定災害レベル鬼。怪人協会メンバー。異様に長い頭髪を操り戦う。「井の中の蛙大海を知らず、A級ヒーロー毛髪の恐怖を知らず」など、ことわざをその時々の状況に置き換えて言うのが特徴。何万本もの毛髪攻撃を仕掛け、油断すれば敵の体内に毛髪が侵入して内臓を破壊するなど厄介な代物となっている。剣よりも細い代わりに物体や人体の貫通、切断が可能。 A級三剣士と戦い、彼らを苦戦させるが頭髪を全て切られて倒された。カオハギ声 - 村上裕哉災害レベル鬼。村田版にのみ登場。怪人協会メンバー。全身に顔があり、両手に持った巨大な包丁で相手の顔を剥ぎ取る怪人。動きが速く、包丁捌きでジェノスの左腕を損傷させるも、ジェノスが意図的に自分の堅い頭を攻撃させたことで包丁が砕ける。隙が生じた所に焼却砲を口に撃ち込まれ、体内から焼き尽くされた。覚醒ゴキブリ声 - 野坂尚也災害レベル鬼。村田版にのみ登場。怪人協会メンバー。6本の腕を持つゴキブリ型の怪人。 ただ速いだけではなく、相手の視線をくぐり抜ける独特の歩行をし、建物の死角を巧みに利用する。また本人曰く、殺意を読み取って先に体が勝手に避けるので、光の速さで攻撃しても当たらないらしい。ジェノスの奥の手に関する発言に反応し、とどめは他の怪人に任せて立ち去るフリをして背後から攻撃しようとしたが、ジェノスの出した超強力な瞬間接着剤に捕まってしまう。焼却砲で倒されかけたが、脚を捨てて逃走した。その後、怪人協会本部まで逃げ帰るも、オロチから敗北したことを咎められ、彼のツノにあっさり捕まり食い殺された。ギョフリー声 - 木内太郎災害レベル不明。村田版にのみ登場。ヒーロー協会病院を襲撃した、半魚人のような姿をした怪人。無免ライダーを圧倒して踏みつけるが彼に足を掴まれ、直後にタンクトップマスターの繰り出した「タンクトップタックル」の直撃を受けて、病院の外に吹き飛ばされた。 三羽ガラスゴウケツ直属の部下である三人組のカラス型怪人。災害レベル鬼[注 36]。村田版にのみ登場。全体的にはカラスのような姿だが人間のような腕を持ち、足が三本ある。病院に搬送されていたロジー、デーブ、バズズをスーパーファイトの会場に連れ戻してきた。元々はゴウケツの弟子であったが、意思が弱かったらしく怪人化した後に自我を失い、貪欲な肉食獣と成り果てた。凶暴だが主人には忠実。ゴウケツによると武術家の肉が好みとのこと。コンビネーションを使い、重傷を負ったスイリューを追い詰めるも、ヒーロー活動時の武装に着替えて助けに戻ったスネックとマックスの加勢により、スイリューたちに倒される。フリーハガー 声 - 手塚ヒロミチ災害レベル鬼。村田版にのみ登場。「FREE HUG」と書かれたプレートを手に持ったハリネズミの怪人。全身が針で覆われており、ぷりぷりプリズナーを苦戦させるも、痛みは受け入れればいいと判断し、精神的に成長したぷりぷりプリズナーのエンジェル☆ハグで倒された。爆走兄弟 レップウとゴウカ推定災害レベル鬼。原作にのみ登場。怪人協会メンバー。ロボットの兄弟で、兄弟愛を生かした連携攻撃「高速回転陣」を得意とする。 スピードでは誰にも負けないと自負していたが、それを上回る閃光のフラッシュのスピードに瞬殺された。村田版では疾風のウィンドと業火のフレイムがレップウとゴウカの役割を担っている。デストロクロリディウム声 - 手塚ヒロミチ災害レベル虎。村田版にのみ登場。怪人協会メンバー。寄生型の怪人で、ヒーロー協会の職員に寄生してヒーロー協会本部に侵入し幹部の1人を射殺する。本体は人間の手に乗る位の大きさ。寄生した職員を超合金クロビカリによって倒され、新たに超合金クロビカリに寄生しようとしたが、鋼鉄並の強度を誇る触角ドリルを用いても超合金クロビカリの肉体には傷一つ付けられず、手で叩き潰された。シャワーヘッド災害レベル鬼。村田版にのみ登場。怪人協会メンバー。体内に溜めた水を自由に変質させて噴出することができる。超マウス、イッカクと共にガロウを攻撃するも歯が立たず、超マウスとイッカクとの連携技である爆速刺しを繰り出すがあっさりかわされ、流れ弾を受けて怒り狂った育ちすぎたポチの攻撃を受ける。蛇口全開放で最大水圧で相殺を試みるも、全く太刀打ちできずに掻き消された。 必殺技は自身と超マウスとイッカクの3体による「三鬼一体・爆速串刺し」。超マウス災害レベル鬼。村田版にのみ登場。怪人協会メンバー。元実験用のマウスで、様々な過酷な実験を生き抜いてきた。優れた知性と膨大な筋量、尋常ではない再生能力を誇る。キリサキングに倒された後に怪人協会アジトに侵入してきたガロウを、シャワーヘッド、イッカクと共に攻撃するも歯が立たず、シャワーヘッドとイッカクとの連携技である爆速刺しを繰り出すがあっさりかわされ、流れ弾を受けて怒り狂った育ちすぎたポチの攻撃を受ける。自身の再生能力に自信があり、復活できる可能性を信じて身構えたが全く太刀打ちできずに掻き消された。必殺技は自身とシャワーヘッドとイッカクの3体による「三鬼一体・爆速串刺し」。イッカク災害レベル鬼。村田版にのみ登場。怪人協会メンバー。世界最硬を自称する長い角を有している。シャワーヘッド、超マウスと共にガロウを攻撃するも歯が立たず、他の2人がガロウと会話している間に体全体を串のような形状に変化させ、シャワーヘッドと超マウスとの三鬼一体の連携技である爆速刺しでガロウを攻撃するもあっさりかわされ、前方にいた育ちすぎたポチに角が刺さってしまい、怒りを買ってバラバラにされてしまった。 必殺技は自身と超マウスとシャワーヘッドの3体による「三鬼一体・爆速串刺し」。ジャガン災害レベル不明。村田版にのみ登場。怪人協会メンバー。元は貧弱な超能力者だったが、ギョロギョロによってヒーローによって殺された怪人たちの眼を体に埋め込まれ、残留思念である怨念を寄り集めることで力を増幅させることに成功し、ビルを数本も自在に浮かばせて攻撃できる。人質救出作戦のために怪人協会アジトの場所まで乗り込んできたヒーローたちの前に現れ、タツマキを相手に数分健闘してみてたものの、歯が立たず畳みこまれた後に掻き消された。ギョロギョロにとってはタツマキ以外のヒーロー協会側の戦力を観察するための時間稼ぎの捨て石に過ぎなかった。バキューマ災害レベル鬼。村田版にのみ登場。怪人協会メンバー。ヒンドゥー教の神のガネーシャに似た外見をしている[注 37]。ぷりぷりプリズナーと対戦してその耐久力に勝てる見込みが無いと撤退しようとした怪人の雑兵たちを食べて特殊能力を取り込み、パワーアップする。取り込んだ特殊能力が使えるのは、消化して排泄されるまでとのこと。取り込んだ能力を纏めた攻撃をぷりぷりプリズナーに放つも、ダメージの蓄積で新しい戦闘スタイルを身に付けたぷりぷりプリズナーの攻撃で粉砕された。 剣鬼ブッタギリー災害レベル不明。村田版にのみ登場。怪人協会メンバー。刃に魂を捧げたと豪語する。アトミック侍の一閃を防ぐなど、ある程度の実力を有するようだが、斬り合いでは相手にならず、自分がバラバラに切られている事に気づかないまま絶命した。マナコ災害レベル不明。村田版にのみ登場。怪人協会メンバー。一つ目の怪人で、目は光らせる事も可能。最初の一人称は「俺」だが、途中から「わたし」になっており、性別が女性ということが明言されている。S級ヒーローと戦うのを恐れトイレにこもってやり過ごそうとしていたが、運悪く道に迷っている最中のサイタマとフラッシュがトイレの壁をぶち壊して出会ってしまう。その後、怪人王への案内係として同行させられるも、その最中に何度もサイタマとフラッシュに命を救われるなど結果として生きながらえている状態となり、タツマキの強力な超能力で閉じ込められた際は、脱出する為に一時的とはいえ互いに協力しており、サイタマからも名前で呼ぶ間柄になるなど根っからの悪ではない様子。 ビルブッパ災害レベル鬼。村田版にのみ登場。怪人協会メンバー。ダイナマイト・プランジャー(発破の起爆スイッチ)の様な形をした小柄な怪人。高いテンションと高飛車な性格が特徴で、笑い声は「ハッパッパッ」。小柄な体型とは裏腹に爆発力はかなりのもので、複数のビルを同時に倒壊させるほど強力なもの。自身の爆発能力でビルを倒壊させ、唯一の仲間の出入り口を塞ぐという戦略を見せるが、倒壊したビルとマンホール越しに、サイタマにビルごと殴り飛ばされ、そのままの勢いで遥か彼方へと吹っ飛ばされた。毒トカゲ姉妹村田版にのみ登場。怪人協会メンバー。トカゲの姿をした女怪人。頭に数本の角に、ストレートナイフを持っているのが姉。頭に2本の角に、ロングナイフを持っているのが妹。 レプテラ(姉)災害レベル不明[注 38]。149話で登場。仲間と共にぷりぷりプリズナーと戦うも、尋常じゃないタフさに恐れて逃走。それを目撃したバキューマーによって吸収されるが、ぷりぷりプリズナーによって倒されたことで吸収された怪人たちは排出された。ラプトラ(妹)災害レベル不明。138話で登場。ヒーローたちが来たことで人質の価値はないと判断し、ワガンマを殺そうとするが、童帝の毒ガス兵器に倒された。マスター・ジョー災害レベル虎。村田版にのみ登場。怪人協会金庫番。あらゆる鍵を持て歩いており、自身の体もカギに変える事ができる一つ目の怪人。体は意外と頑丈で、数発の銃弾を打たれても倒れない程のタフさを持つ。仲間がやられた後は追い詰められ、最後の手段としてエビル天然水を解放する。 最後は力尽きるのと同時に、エビル天然水に共生するマッドドクターフィッシュに食い殺された。なお、災害レベル自体は高くないが、金庫番という肩書きを持つため、怪人協会の中では重要な存在であることが伺える。大怪蟲ムカデ仙人災害レベル【不明】。村田版にのみ登場。ムカデ長老の更に巨大な超生物。本人曰く「父なる大地の化身」。一人称は「吾輩」。ガロウと対峙する際にタレオの乗ったヘリを人質をして扱い、エビル海洋水との連携でガロウを追い詰めるもサイタマがエビル海洋水を吹っ飛ばしたことで戦況は一変する。更に金属バットの参入により追い詰められるが、本人もダメージを受ける度に脱皮、再生するため簡単には倒れず再びタレオたちの乗ったヘリを捕らえ人質を取るが、ガロウと金属バットの連携やヘリに乗ったヒーローたちの機転によりヘリを手放た上に、再生能力の役割を果たす心臓をガロウに抜き取れた挙句に遠く投げ飛ばされ、最期は自分の心臓を取り戻すのと同時にガロウに瓦割りの要領で自身の体が一撃で真っ二つに割られ絶命する。 必殺技は自身の6666本の脚を連携した突進攻撃「六千六百六十六足大穿孔(ムカデだいせんこう)」。「組織」の怪人機神ヅシモフ(村田版ではG4)声 - 木内太郎災害レベル鬼。「組織」によって造られたロボット怪人。キングを発見し戦いを挑むも便意を口実に逃げられ、その場に居合わせたジェノスと交戦する。圧倒的な火力でジェノスを追い詰めるも、激闘の末に敗れる。その残骸は彼の強化改造の部品として再利用された。村田版では内部に小型ロボットが存在しており、頭部から複数のレーザーを照射し小柄ながらも腕力はジェノスに匹敵する。レーザー照射口にはワイパー付き。 機神G5災害レベル鬼。村田版にのみ登場。怪人協会に加勢するべく「組織」から派遣された鎧武者姿のロボット怪人。攻撃手段は主に剣で、目から人の腕なら簡単に消し飛ぶ威力のレーザーを放つ。単純な戦闘力では鬼の中では群を抜いており、アトミック侍とまともに斬り合えた数少ないロボット怪人である。機神G4と同じように中に本体が入っており、本体の強度はアトミック侍の「アトミック斬」を食らっても耐えるほど頑丈である。ワガンマを救出した童帝と交戦し、足止めをくらいワガンマと童帝を見失ってしまう。その後雑兵を瞬殺していたアトミック侍と交戦、最初は互角のように斬り合っていたが、超高性能な人工知能によるシミュレーションがあってもアトミック侍との剣の打ち合いには勝てなかった。アトミック斬をまともに受け外殻を破壊されたが、中の本体はアトミック斬でも斬れず、逃走した。その後怪人協会幹部のニャーンを倒した駆動騎士のところに現れ、その場にいたセキンガルの息の根を止めようとするが、そこに現れた強化したジェノスに強力なキックをお見舞いされ頭から変形してめりこみ敗北した。 必殺技はアトミック侍の剣術のコピーに加え、それを二刀流で切り刻む「アトミック斬 二刀流」。しかしアトミック侍には及ず、倒された。E市の動物怪人原作版に登場した動物の怪人。発生源は「E市わくわく動物パーク」で、園内の下克上で覇権を握り怪獣化した動物たちが暴れて騒動になる。 動物とはかけ離れた姿をした怪人もいれば、動物本来の姿をしたままの怪人もいる。 獅子喰いシマウマ災害レベル鬼。二足歩行できるシマウマの怪人。重戦車フンドシを手負いにさせるが、駆動騎士に背中を切られ、ジェノスに頭を吹き飛ばされて死亡した。人肉に飢えたシカ災害レベル狼。鋭い目つきをしたシカの怪人。駆動騎士の「銀」によって身体を横半分に切られて倒された。串刺しガゼル 災害レベル狼。つぶらな瞳で相手を串刺しにするガゼルの怪人。血浴びスイギュウ災害レベル狼。3つの目が特徴の水牛の怪人。駆動騎士の「角」によって殴り飛ばされた。暴食リス災害レベル狼。4つの目が特徴のリスの怪人。推定17匹いる。撲殺カンガルー災害レベル鬼。筋肉で膨れ上がった腕で相手を殴るカンガルーの怪人。戦闘スタイルはボクシング。駆動騎士の「金」によって焼き殺された。如意キリン災害レベル鬼。首の丈が非常に長いキリンの怪人。駆動騎士の「飛車」によって首から上を吹き飛ばされた。客全殺しパンダ災害レベル鬼。体格が大きいパンダの怪人。駆動騎士の「銀」によって滅多切りにされた。頂点ウサギ災害レベル竜。巨大な体格に無数の牙が生えてる禍々しい姿をしたウサギの怪獣。ジェノスと駆動騎士の連携によって倒された。番外編に登場する怪人村田版に登場したおまけの怪人。単行本の終盤辺りに少しだけ番外編として登場しており、本編では見ない怪人が多く描かれている。 瞬殺される怪人もいれば、手こずらせる怪人もいるため、強さの幅は広い。 豚の貯金バコン災害レベル狼。村田版の番外編『200円』に登場。大きな豚の貯金箱にたくましい手足が生えた怪人。「小銭を出せ」と脅し、体内に小銭を入れさせると走り去っていく。「ブヒュヒュ(笑)」などと笑う。まだヒーロー教会がなかった頃だったため、自衛隊の連携により撃破される。電気のヒモの化身災害レベル虎(自称「災害レベルは神」)。村田版の番外編『じぶんみがき』に登場。メガネをかけボクサーのような風貌をした怪人。部屋の電気のヒモでシャドーボクシングをしすぎて怪人になった。まだ修行中のサイタマに倒される。 17万年ゼミ災害レベル鬼。村田版の番外編『夏』に登場。 17万年ゼミ幼虫巨大なセミの幼虫のような姿をしており、頭部には人間の赤ん坊のような顔がある。トイレを求めていたまだ修行中のサイタマに退治される。17万年ゼミ成虫巨大なセミのような姿をしており、頭部には成人男性のような顔がある。ヒーローになったサイタマと対峙し、その後の詳細は不明だが退治されたと思われる。扇風鬼災害レベル鬼。村田版の番外編『吹き込む新風』に登場。プロペラの付いた四本足のロボットのような怪人。実はプロペラが本体であり、そこが無事なら自己再生が可能。相性でフブキを負かした後はタツマキに退治されたかと思いきやプロペラは無事だったため自己再生し、駆けつけたサイタマを襲撃するもプロペラごと破壊される。奇襲梅推定災害レベル鬼。村田版の番外編『カツ丼』に登場。元は人間だったが薬物所持(単行本では飲酒運転)で警察に捕まり、家族も職も失う。そのことを逆恨みし怪人化、夜間警ら中の警察官襲撃を4件起こし、Z警察署へカツ丼の出前に変装して侵入。復讐として警察官たちに襲いかかった。たまたまカツ丼を食べに警察署に来ていたサイタマにより退治される。死体は警察官になりすましたサイタマに担がれ、駆けつけたヒーローたちの前に差し出されたことで警察のプライドが保たれたこととなった。グリズニャー災害レベル鬼。村田版の番外編『迷い猫』に登場。ヒーロー協会の役員が無許可で飼育していた猫の怪人。親と複数の子供が存在し、子供でも災害レベル鬼相当の実力を持つ。脱走した際にジェノスとA級ヒーロー数名が、極秘裏の依頼としてこの怪人の駆除を指示された。子供はジェノスが1体焼却し、雷光ゲンジとスティンガーのコンビが1体の片腕を奪う。その直後に親個体が出現しサイタマに襲い掛かるも殴り倒された。 ガメベロス災害レベル鬼。村田版の特別編『センス』に登場。飼育に飽きた飼い主の便所に流され、下水道の汚染物によって怪人化したカメ。ヒーローコスチュームコンテスト会場を襲撃しヒーロー数人を吹き飛ばすが、サイタマに一撃で倒された。ハエトリノ災害レベル鬼。村田版の特別編『数字』に登場。人間に蜘蛛が寄生したことにより変貌した怪人。下半身は蜘蛛、上半身は人間である。そのため下半身と上半身で戦闘能力が大きく異なる。上半身の戦闘能力値だけを見たA級ヒーローらを蹂躙し童帝までも弾き飛ばすが、バング、ジェノス、サイタマの連携の前に敗れる。このときとどめを刺したサイタマは糸まみれになった。死骸からは幼体の蜘蛛が大量に出現し町人に寄生する危険が生じるも、フブキの念動力によって子蜘蛛をかき集め握り潰され退治した。 ホホジロウ災害レベル不明。村田版の番外編『キャッチ&スマッシュ』に登場。海人族の生き残りで、K市広域自然公園内の池に潜伏していた。宣戦布告と共に池から姿を現すや否やサイタマに一撃で倒された。究極生命体ギガギガン災害レベル不明。村田版の番外編『タツマキの休日』に登場。マグマに埋もれてエネルギーを貯め込み、千年の時を超えて目覚めた意思を持つ奇岩。千年の間に同胞である鉱物が人間によって採掘され、道具に加工されて自然界から姿を消した無念を晴らすために人類撲滅を果たそうとするが、能書きを垂れている間にタツマキによって粉々にされ敗北した。ホットドッグ災害レベル狼。村田版の番外編『タツマキの休日』に登場。ホットドッグの怪人で人間を挟んでケチャップまみれにし、塩分過剰摂取で殺す。アーマード係長が対戦しようとするも、暇を持て余していたタツマキの手によって瞬殺された。ウロコドン災害レベル鬼。村田版の番外編『戦隊』に登場。背中の鱗が特徴で、剥がした鱗は高値で取り引きされる。表向きには鱗は医療に役立つとされているが、嘘である。 元々は災害レベル狼で身長164センチメートル、体重100キログラムだったが鱗を再生させるため栄養価の高い餌を与えられ続けた結果、体が大きくなり災害レベルも上がった。B級ヒーローがチームを組んで捕獲任務に出るが、予想以上に強力になっていたことでチームは全員呑み込まれてしまう。サイタマが体内から腹を破り脱出、チームは救出された。ブラックバイセン災害レベル虎。村田版の番外編『災害レベル』に登場。コーヒーカップの怪人。高濃度カフェインブレスを使って相手を不眠症にする。エアーによって倒された。マッチョダイコン災害レベル不明。村田版の番外編『災害レベル』に登場。巨大なダイコンの怪人。当初は災害レベル鬼とされたが、スマイルマン・クライングマン・アングリーマンの3兄弟にあっけなく倒され、倒した本人たちからも見た目だけで脆かったと評されており、実際の災害レベルはもっと低いようである。やせ細りモヤシ推定災害レベル竜。村田版の番外編『災害レベル』に登場。モヤシの怪人で氷塊を発生させて相手を氷漬けにする。S級とA級の顔は把握しているとのこと。 当初は災害レベル狼とされ、スマイルマン・クライングマン・アングリーマンの3兄弟に対して弱い怪人なので見逃してほしいと懇願する素振りを見せて油断させ、3兄弟を氷漬けにする。たまたまその場で通りかかったサイタマに対しても、顔に覚えがないことからB級以下であることに油断するが、念のため弱々しい素振りを見せて氷漬けにしようとする。当然ながらサイタマには全く通用せずあっさりと倒される。その後、スマイルマンによって協会に災害レベル竜相当であったことと現場にいたヒーローらしき人物の目撃情報が報告されるも、協会側の認識として災害レベル竜は極々稀にしか発生しない怪人であり、また無名のヒーローが災害レベル竜を簡単に倒したとなるとヒーロー業界の勢力バランスが崩壊することに加え、誰が倒したのか分からない怪人にも災害レベルの高かった怪人が相当数含まれていた可能性が高まり、協会が収集しているデータが全く当てにならなくなるという協会側の都合によって災害レベルを一つ引き上げた虎として記録されることとなった。テンベスト三兄弟災害レベル不明。村田版の番外編『現実パンチ』に登場。「地元で知らない奴はいない」と豪語する3人組の怪人。リーダー格と思われる怪人がサイタマが読んでいた漫画の敵に似た容姿だったことから真っ先に倒され、その光景を目の当たりにした2人も戦意を喪失して地元へ帰っていった。 ダーク災害レベル不明[注 39]。村田版の番外編『強一般人』に登場。日々の暮らしに不満を抱いていたら肉体が変異したらしい。怪人になりたてで、いずれは世界最強の怪人として世界に名を馳せようとする。手始めにS級ヒーローのクロビカリを狙うも、彼とそのファンたちの圧倒的な力を見て驚愕してしまい、以降は静かに暮らすようにしている。その他の怪人狂サイボーグ(村田版では暴走サイボーグ)災害レベル不明。ジェノスやクセーノ博士の発言でたびたび登場する、ジェノスの故郷を奪ったサイボーグ。現時点で姿は明かされていない。ジェノスは「もし(サイタマが)戦っていれば強かった相手として記憶に残っているはず」と評している。 ジェノス曰く、ヒーロー協会設立以後のデータを見ても情報は確認できなかったが、事件当時の記憶は残っており指定凶悪怪人としてヒーロー協会に登録されているとのこと。昆布インフィニティ声 - 内藤有海災害レベル虎。村田版にのみ登場。頭部から鋼鉄並みの強度の昆布を生やした怪人。鞭のように昆布をしならせて攻撃する。本体から切り離された昆布は食用可能(しかし味は「不味い」らしい)。Z市郊外のゴーストタウンにて黄金ボールとバネヒゲを圧倒するが、偶然通りかかった買い物帰りのサイタマを襲い返り討ちに遭う。死亡するほどの状態にはならなかったもののサイタマに全身の昆布をむしり取られ、昆布出汁として使用された。巨大隕石災害レベル竜。Z市に向かって落下してきた隕石。サイタマの右ストレートで破壊された直後に無数の破片が降り注いだため、Z市は甚大な被害を受けた。 これによってサイタマはC級342位からC級5位へと大幅に順位を上げることになったが、タンクトップタイガーとブラックホールの悪巧みによってZ市の住人からは街を半壊させた犯人扱いされる羽目になった。シタノビール声 - 野坂尚也災害レベル狼。爬虫類を愛するあまり爬虫類に変異した怪人。自分の子種を植え付けようと女性を付け狙うが、たまたま通りかかったキングを見て戦意を喪失。原作100撃目で協会本部地下13階に収監されていたが、タツマキとフブキの戦闘で檻が破壊されたことで脱走、その直後にフブキの放った「地獄嵐」の巻き添えになり、同じく収監されていたビールッパラーや人喰いカピバラと共に死亡した。 巨大黒鳥災害レベル鬼。キングの自宅のあるマンションを襲撃した巨大怪鳥。キングの家を訪れていたサイタマに倒される。タコヅメ男災害レベル虎。鋭い爪を持った巨大なタコのような怪人で、頭部には人面がある。キングのトレードマークである片目の傷跡は、この怪人によってつけられたもの。まだ修行中のサイタマに倒される。原始人スッポン災害レベル不明。流水の中から発見され、研究所で蘇生された原始人。研究所を逃げ出し、近づく人々を無差別に 襲っていたが、アマイマスクに倒される。闘牛ガエル災害レベル虎。村田版にのみ登場。スネックの回想に登場した、地中から人間を食べるために出現した巨大なカエル。闘牛のような角を持ち、鼻輪をつけている。明記されてはいないが、スネックに倒されたようである。ビールッパラー災害レベル狼。頭部がプリンの様な形状をしている怪人。協会本部地下13階に収監されていたが、フブキの放った「地獄嵐」の巻き添えになり死亡。 人喰いカピバラ災害レベル虎。協会本部地下13階に収監されていたが、フブキの放った「地獄嵐」の巻き添えになり死亡。双頭ツチノコ災害レベル鬼。協会本部地下14階に収監されていた。地下13階に上がり、サイタマに襲い掛かるが、彼に地下14階に戻らされた。その後は他のレベル鬼怪人とともにサイタマに皆殺しにされた模様。合成獣災害レベル不明。タツマキの回想に登場した、研究機関にいた合成獣のサンプル。暴走したがブラストに倒された。ケンザンネズミ災害レベル竜。H市に出現したハリネズミのような姿をした巨大怪獣。近隣から駆け付けたプロヒーローと警察と消防を全滅状態に追い込み、H市の東側を壊滅させたが、サイタマとタツマキの戦闘の巻き添えを受けて死亡。ネットサーファーズ災害レベル「鬼」。ネットの掲示板で馬鹿にされすぎて怪人化した3人組の男性。2本の角の先端がアンテナになっている。へヴィコングと桃テリーと鉄骨を倒すも、ジェノスと閃光のフラッシュにあっさり倒された。 嫌なピエロ災害レベル「虎」➡︎災害レベル「鬼以上」➡︎災害レベル「竜」遊園地に現れた衣装一体系怪人のなりたて。使用する武器は大きな木槌のようなものを使い、実力はなりたてである事から最初は災害レベル「虎」程度の実力しかなかったが、異常に速い成長スピードと周りに注目される程自分が強化される特性があり、実力はS級上位クラスに匹敵するA級1位のアマイマスクと互角以上に渡り合った。能力は注目される程強くなる能力と、自信の生命活動が停止する程のダメージを受けた場合に自分の持っていた風船を1つ犠牲にする代わりに自分のダメージを全て回復する、持っている風船が全て破裂する回数まで殺さないと死なない、非常にしぶとい怪人。作中では遊園地に突如現れその場にいた民間人や警備員を虐殺していたが、その場にたまたまいたアマイマスクと戦闘し住民を殴り倒していた木槌を押し返され、一撃で頭を砕かれ死亡したかに思われていたが持っていた風船を犠牲にすることで回復し、二撃目は木槌でガードができるほど成長。それでもアマイマスクが優勢だったが、戦闘中の相手がアマイマスクだとバレると周りに見物人が集まって注目されることで急激なパワーアップに成功し、災害レベル「鬼以上」になる。この時点でアマイマスクは劣勢になるがこれに加えてこの戦闘をヘリコプターでテレビ中継したことでさらに多くの人に注目され、体が急激に膨張する変化が起こり災害レベル「竜」となりアマイマスクを圧倒。観覧車までアマイマスクを殴り飛ばし倒壊させた。 しかし真の姿になったアマイマスクに顔面が凹むほどの攻撃を受け一時は死にかけたが、アマイマスクが真の姿になったため注目がさらに集まったことでさらにパワーアップし胴体に大きな口がある異形の化け物になり、一時は怪人化したアマイマスクに対抗していた。アマイマスクにとどめを刺すために胴体の口で捕食しようとしたがその隙を突かれ、胴体の口を蹴られて破壊され怯んだ隙に頭も砕かれ、さらに体のほとんどを破壊され完全に絶命した。災害レベル「竜」の評価はあくまでアマイマスクの評価であるため、実際は不明。下水ワニ災害レベル「虎」。二足歩行のワニの怪人の群れ。1匹は大哲人、大半はネオ微炭酸BOYSと他のネオヒーローたち、特に大きな個体はウェビギャザに倒された。必殺技は突進攻撃の「デスロール」。爆速カタツムリ災害レベル「鬼」。巨大なカタツムリの怪物であり新幹線と同じ速度で走行が可能。高速道路上の車両を巻き込みながら暴走していたが、アクセル率いるネオハンターズにより討伐された。 三枚舌災害レベル「虎」。長い舌が3枚に分かれている3人組の怪人。三日月フトマユゲを苦戦させ、リュウモン率いるリュウモン組と交戦した。肉団子コネコネ災害レベル「鬼」。巨大怪人。ゼイダッツを返り討ちにした。その後の消息は不明。甲殻王災害レベル「鬼」。ブルーが率いるチームメンバーを全滅させたが、ブルーによって倒された。甲殻人災害レベル「狼」。全員ブルーによって倒された。ヘビースモーカー災害レベル「竜」。N市に現れた怪人。有害な毒煙を吐き出すことでじわじわと嬲り殺しにする。タンクトップマスターと対峙し最後の手を出させようとするまで追い詰めるも、駆けつけた閃光のフラッシュによって退治された。しかし、死体から大量の毒煙が発生したことで避難区域を拡大せざるを得なくなり、N市は除染作業がままならない状態になっている。シュウゴウタイ災害レベル「竜」。P市に現れた怪人。特徴としては、次元違いとも言える夥しい数の昆虫の集合体と思われる。タツマキと対峙し、無傷で倒されるもP市を復興が絶望的な状態に追いやったほか、タツマキが町を破壊した印象を残すことになり、市民からバッシングを受けている。 闇の大家族災害レベル「竜」。T市に現れた怪人。ジェノスと対峙し、満身創痍の状態まで追い詰めるが退治された。災害レベルは「竜」と表記されているが、これは『家族全員で竜』であるため、単体は虎以上または鬼未満の可能性がある。ウナギドラゴン災害レベル「竜」。L市に現れた怪人。ブルーと対峙し、ブルー曰く効いているのかどうかも分からない攻撃を休まずに与え続らけ、最後は悶えて絶命した。頭部にマイクロチップが埋め込まれていた。攻撃の特徴としては炎で燃やすというよりは、硫酸の様なものを吐き出し、溶かす形と思われる。機神ミラー災害レベル「竜」。Y市に現れた怪人。無数の腕とデータを持ち、前述のホームレス帝が用いたような光弾を発射する。モデルとしては機神G4、機神G5に関連すると思われる。スイコやバタフライDX、鎖ガマからボディへかすり傷をつけられたことに怒り、圧倒。駆けつけたヒーローネーム被害者の会を撤退させるが、サイタマのヒーローネームを呼んだことで彼の怒りを買い、一撃で倒された。 触手マフラー災害レベル「狼」。刑務サポーターとして野外演習をしている囚人たちに退治された。ゴゴゴーギゴ災害レベル不明。頭部に数本の角が生えた特徴の怪人。ニュースによると、アクセル率いるチームに倒されている。また、手下もいたらしいが、A級に昇格したフブキ率いるチームに倒されている。なお、その手下はフブキ組曰く「鬼に近い虎」と評している。ソシャキング災害レベル「竜」。頭部から足元にかけて無数の歯形で相手を嚙み殺す咀嚼怪人。バトルスーツでは勝つ事ができず、S級案件と評価されているが、ブルーによって一撃で体ごと真っ二つにされ死亡した。機神ボディ災害レベル【竜】。テックとレイを連れてクセーノ博士を襲った機械怪人。自分の実力に絶対的自信を持っている。序盤は凄まじい剛腕でジェノスを翻弄するが他の2体が倒され、自身も追い詰められる。全力を出すために破壊された2体の部品を取り入れ、三機一体として再び挑むも、ジェノスの渾身の一撃によってバラバラになり死亡した。 機神テック災害レベル【竜】。クセーノ博士を襲った機械怪人。戦闘の際は剣を使用する。序盤は見事な剣捌きでジェノスを翻弄するが、超焼却砲ににより焼死した。機神レイ災害レベル【竜】。クセーノ博士を襲った機械怪人。自分たちが優位になるよう相手の実力や体温を分析する。序盤は多種多様な技や兵器でジェノスを翻弄するが、メテオストライクの一撃により木端微塵に破壊された。ニコチンチン災害レベル不明。エアーたちによって倒された。アニメオリジナルバリカスタムよ649ZマークII声 - 後藤ヒロキ災害レベル不明。アニメ第1話『最強の男』に登場。サイタマが帰宅途中に遭遇した怪人。レーシングカーを擬人化させたような姿で、股間にナンバープレートが付いている。良質な車のパーツを探しているところをサイタマに発見され、 口封じにサイタマの「ヘッドライト」を「テールランプ」にしようと襲いかかるも、返り討ちに遭い一撃で粉砕された。古代王声 - 後藤ヒロキ災害レベル不明。アニメ第10話『かつてない程の危機』に登場。地底王や深海王、天空王と同じく地球の支配を目論む恐竜族の王。ティラノサウルスのような見た目で巨大。タツマキの超能力によって呼び寄せられた隕石をぶつけられ瞬殺された。冥界王 プル豚声 - 上田燿司[18]災害レベル竜。アニメ第12話『最強のヒーロー』のエピローグに登場。Z市に現れY市へ移動しながら街を破壊するが、サイタマの一撃で粉砕された。ヤミ金魚声 - 下山吉光 災害レベル不明。単行本10巻付属のOVA『ロード・トゥ・ヒーロー』に登場。A級賞金首。サイタマの髪がなくなる前、呉服屋のある商店街の地上げをしていた闇金業者。地上げして人から住処を奪うことに快感を感じており、サイタマと対面した際に怪人へと変貌した。作中において明確に人間から怪人への変貌が描かれた数少ない怪人。メンズエステマン声 - 手塚ヒロミチ災害レベル不明。BD/DVD収録のOVA第1話『忍び寄りすぎる影』に登場。B級賞金首。美肌クリームと美顔ローラー型の武器で人間をミイラにする。半年前にサイタマに一撃で倒され自慢の肌をボロボロにされたことを根に持ち、サイタマに復讐するため激しい修行とスキンケアを行い怪人化したが、サイタマにフライドポテトを盗み食いしたと勘違いされ、またも一撃で倒された。賞金首ハンマーヘッド声 - 高木渉スキンヘッドの大男。B級賞金首。常人の何倍も分厚い頭蓋骨を持つ。喧嘩は相当強いらしく過去に何度も暴力事件を起こしており、路上の喧嘩においてたった1人で20人を病院送りにした経歴を持つ。働くことを断固として嫌がっており「組織」から新型の戦闘スーツを命がけで奪取し、働きたくない者たちを集め「桃原団」と名乗り町一番の大富豪・ゼニールの家を破壊しようとするもサイタマとソニックに敗れ、後に「組織」の構成員から制裁を加えられるが運良く生き延び改心、真面目に働くことを誓った。その後はヒーロー協会の調査で、就活に励んでいるが生来の粗暴さもあって成果は芳しくないことが判明。アニメ第11話では実家暮らしが明らかになった。 バネロ村田版の番外編『吹き込む新風』に登場。C級賞金首。赤いフードが特徴の連続放火魔。火炎瓶を使って攻撃する。フブキ組に所属するB級ヒーロー20人に包囲され、数の暴力によって倒された。ブルブル村田版の番外編『買えないモノ』に登場。強盗団「牛の胃袋」を率いるA級賞金首。並みのC級ヒーローでは歯が立たないほどの強さを持つ。サイタマが訪れていた銀行を襲い、駆け付けた喪服サスペンダーと十字キーを圧倒。子供を人質にして逃走するも、サイタマによって倒された。ヒャッハアックス村田版の番外編『がんばれフブキ組』に登場。C級賞金首。フブキ組がフブキの送迎車を買うため各自アルバイトに励んでいる間、フブキによって退治された。この賞金はフブキの送迎車の購入費に充てられた。 ビッグアイアンA級賞金首。N市最大のギャング団「アイアンフィスト」を率いる。組織を追跡するフェザーの存在に勘付き、罠にはめるため恋人のエリカを差し向けた。瀕死のフェザーにとどめを刺そうとするがサイタマとタツマキが乱入。サイタマに殴り飛ばされた挙句、構成員もタツマキによって全て倒された。シリアルボマーBD/DVD収録のOVA第5話『色々ありすぎる姉妹』に登場。A級賞金首。ジェノスとフブキが乗った特急列車に爆弾を仕掛ける。忍者暗殺者を育てる『忍者の里』出身の人間。 ソニック(音速のソニック)声 - 梶裕貴 忍者の里出身で、暗殺から用心棒まで何でも請け負う人物。自称「最強の忍者」。25歳。S級賞金首。村田版では中性的な容姿に描かれており、当初は背中まで伸びた長い髪を結い上げ、マフラーを装着した装いをしていた。後にジェノスとの交戦において、マフラーを切り裂かれ結い上げた髪を切られてしまったことで、原作と同じ容姿となった。私服はパンク系。物語序盤では「終わりの44期」唯一の生き残りとされていた。大変な自信家であり、常に上から目線で相手と会話をする。その名の通りサイタマを除けば作中最速クラスの移動速度を持ち、自身もそのスピードに誇りを持っている。実力は非常に高く、衝撃波を巻き起こすほどの速さで動いたり残像が数体残るほどの移動速度と技術を持っており、フブキの見立てではS級ヒーローと同等の実力を持つとされる。スピードを誇る反面攻撃力に欠けているため、刀や改造を施した手裏剣などで補っている。 サイタマと戦った際に、彼が寸止めで突き出した拳に勢い余って激突し股間を痛打して悶絶するという屈辱的な敗北を喫してしまう。以来サイタマを一方的にライバル視し、暗殺業を休止して執拗に付け回すようになる。なお、このときにサイタマのことを「お前など知らん」と発言したことがサイタマのヒーロー協会入りに繋がるきっかけとなった。怪人ではないためサイタマにとどめこそ刺されないものの、実力差がありすぎるため悉く返り討ちに遭っている。村田版ではサイタマを倒すべく森で修行をしていたところ、里の出身者の「疾風のウィンド」と「業火のフレイム」に遭遇し、怪人協会に来るように誘われた。怪人化したウィンドのスピードを体験したことで、「このまま修行を重ねてもサイタマに勝てないのでは?」と考え始める。そして、サイタマに勝つために人間をやめる決意をし、ウィンドたちに渡された怪人細胞を食べて怪人になろうとした。しかし、生のまま食べなければ怪人になれないことを知らなかったためフランス料理風のステーキにして食べてしまい、怪人になれず腹を壊してしまった。サイタマからは「関節のパニック」と名前を間違えられたり、ジェノスからは「『頭痛が痛い』みたいな名前」「執念深い厄介なストーカー」と酷評され「音速のソニック(笑)」「残念忍者」「変質者」と呼ばれている。 強い相手に自分の実力、特に速度をいかんなく誇示して自分の強さを再確認することを至上の喜びとしており、その際に不気味な笑みを浮かべる癖がある(本人は悪いクセとしてできるだけ自重している)。人間の在り方には一家言あり、感情が死んだ者こそが優秀であるとされていた忍者の里で自我を保っていたことについては「周りは自分を失敗作と言うが、そうではなく心が強いから支配されないのだ」と、ヒーローを嫌う理由としては「ただの人間がヒーローという大義名分で戦うなどおこがましい」など、自分なりの哲学を持っている。忍者の里を抜け出したあとは自由な生活を求めて暗殺業を続けていたが、とあるきっかけで「終わりの44期」で共に生き残ったフラッシュと再会する。修業時代は、落ちこぼれのフリをして己を高めていたフラッシュに気さくに話しかけ、それ以後隠れて連携を取りながら修行しており、感情が鈍化しそうにあったフラッシュにとってはありがたかったという。目標達成のために手段を選ばないフラッシュの機械的なところが気に入らないというが、なんだかんだでお互いの存在を認めている部分はある模様。 必殺技は「風刃脚」「爆裂手裏剣」「殺戮乱陣」「四影葬」「十影葬」「散閃斬」[注 40]。【あの御方】忍者の里の創始者。史上最強の忍者と呼ばれ、かつて暗殺業界の頂点に立ち世界を裏から支配していた人物とのこと。かつてブラストに敗北して意識を失い、15年もの間は回復カプセルで休眠していた。里の卒業生の中でも、戦闘力に特化した者が集まって結成された忍天党のメンバーが全員がかりでも相手にならないほどの実力者で、かつて経歴を調べたことがある忍天党のメンバー(後日消息不明)によると、少なくとも300年近く生き続けて暗殺業を続けている等、人間では無い可能性が示唆されている。また、本気になればソニックとフラッシュの2人を倒すのに1秒かからないとまで言われている。 しかし、ソニックの隠れ家で2人の首が持ち帰られるのを待っていたところ、ソニックの隠れ家にやってきたサイタマを見つけ襲いかかるもあっけなく倒され、武器や巻き物を没収された。なお、戦闘における知識はかなりのようで、普通に戦えば苦戦するであろう「竜」レベルの怪人を瞬殺できたのも、彼の持つ秘伝書の巻物があっての存在。これを参考にフラッシュ、ソニックはさらに強さを増している。忍天党歴代忍者の里の卒業生で構成されており、その中でも戦闘力に特化したエリート暗殺チーム。名前の由来は某有名ゲーム会社と思われる。 絶叫のスクリーム忍天党の一人。「可能性の5期」。 弾丸のバレット忍天党の一人。「余裕の9期」。旋律のメロディ忍天党の一人。「開花の13期」。色彩のカラー忍天党の一人。メロディと同じく「開花13期」。氷結フリーズ忍天党の一人。「鉄板の15期」。均衡のバランス忍天党の一人。「安定の16期」。一瞬のモメント忍天党の一人。「勢いの19期」。震動のヴァイブ忍天党の一人。モメントと同じく「勢いの19期」。狂気のマッド忍天党の一人。「恐怖の21期」。混沌のカオス忍天党の一人。マッドと同じく「恐怖の21期」。幻影のファントム忍天党の一人。「決意の22期」。天空のスカイ忍天党の一人。「総合力の27期」。虹色のレインボー忍天党の一人。スカイと同じく「総合力の27期」。 暗黒のダーク忍天党の一人。「特選の35期」。殺戮のスローター忍天党の一人。「血染めの36期」。疾風のウィンドウィンドを参照。「黄金の37期」業火のフレイムフレイムを参照。「黄金の37期」雷鳴のサンダー忍天党の一人。ウィンドやフレイムと同じく「黄金の37期」。筋肉のマッソー忍天党の一人。「剛の40期」。破壊のデストロイ忍天党の一人。「非常の42期」。暴力のフォース忍天党の一人。デストロイと同じく「非常の42期」音速のソニックソニックを参照。「終わりの44期」武術家
剣聖会村田版のみ登場。剣の道を極めた武道者の集まり。強者しか認めずその基準が極めて厳しいカミカゼが信頼を寄せる実力者たち。 カミカゼカミカゼを参照。ニチリン村田版にのみ登場。老人の剣士で盲目である。真の強者しか認めないアトミック侍が実力を認めていること、S級に近い実力を持つA級ヒーローのイアイアン、ブシドリル、オカマイタチが敬意を払っていることから、S級ヒーロー並みの実力者たちであると思われる。また、ニチリン自身も「ワシより強いヒーローとやらが何人いるかのう?」と発している。バネヒゲの師匠でもあり、地面を真っ二つにしたりアトミック侍と同様に一瞬で何度も切りつける技を持つ。Gブサイク大総統の攻撃を受け、半身を溶かされた後、アトミック侍に日輪という秘中の剣を託す。その後の様子から、一命は取り留めたようである。 アマハレ声 - 相馬康一村田版にのみ登場。肌が黒く眼鏡をかけた剣士。モデルかどうかは不明だが、志村喬に似た容姿をしている。Gブサイク大総統の攻撃を受けそうになったアトミック侍および彼を助けようとしたイアイアンを蹴り飛ばし、身代わりになって全身を溶かされて死亡した。ザンバイ声 - 拝真之介村田版にのみ登場。顔に傷があるスキンヘッドの剣士。Gブサイク大総統の攻撃をうけ死亡する。ハラギリ声 - 田中完災害レベル不明。村田版にのみ登場。抜刀術の使い手。剣聖会の一員であったが怪人協会に声を掛けられ、強さを求めて怪人細胞を体内に取り込み怪人化、怪人協会に入会した。音速を超える抜刀術を使い、怪人化したことでさらに速度を増したとのこと。剣聖会の会合に怪人細胞を持ち込み、(怪人協会からの指令で始末する予定にあったアトミック侍以外の)剣聖会のメンバーに怪人細胞を取り込んで怪人になるよう迫り、拒否した者は殺害すると脅した。指令を遂行しようとしたが、細かく切り刻まれて返り討ちに遭い死亡。ナリンキ施設部隊ヒーロー協会がワガンマの救出の遅れに業を煮やし、ナリンキが独自で編成した7人から成る傭兵部隊。 トンガラナリンキ施設部隊の隊長。ナリンキから雇われ、隊員を率いて怪人協会に突入し、怪人2匹を仕留めるも機神G5によって全員捕まる。必死の命乞いをするも弩Sの鞭を受けて洗脳される。その後はイアイアン、オカマイタ、ブシドリルの3人を圧倒するが、そこへアマイマスクが現れる。彼をものにしたい弩Sの命令を受けて彼と対峙するが、アマイマスクによって洗脳されたまま全員惨殺されるという皮肉な最期を遂げる。しかし後の145話では、イアイアンたちの活躍によって殺されず、更にアマイマスクが弩Sを倒したことで洗脳が解けるという描写に修正された。その後は地上に出るためイアイアンらと共に行動し、遭遇する怪人を蹴散らすが幹部のエビル天然水が現れ、ブシドリルを庇い致命傷を負う。三剣士に自分の死を悟り、隊員達のことを託して自分をこのまま置いていくよう頼んで彼らを逃がす。最期はマッドドクターフィッシュによって喰い殺された。ソッシ ナリンキ施設部隊の一人アサミナリンキ施設部隊の一人チンピーナリンキ施設部隊の一人ゴマゴナリンキ施設部隊の一人サンションナリンキ施設部隊の一人ノリアナリンキ施設部隊の一人その他破け学ランず村田版の番外編『200円』に登場。サイタマがZ南中学に入学した当時の3年生二人組の不良。名前のとおり、学ランの袖や裾がビリビリに破けている。付近一帯の小・中学生はその名を聞くと震え上がるらしく、新入生を校舎裏に呼び出しては金を巻き上げていた。しかし、根は弟思いであり、巻き上げた金は弟たちの給食費に充てていたことから心底の悪人ではなかった模様。 クセーノ博士声 - 緒方賢一ジェノスをサイボーグに改造した正義の科学者。マッシュルームのような髪型が特徴。復讐に生きるジェノスを心配している。占い師強者を探し求めていたボロスに対し、「遠く離れた星に対等に戦い楽しませることができる者がいる」との予言を示した。クマさん村田版の番外編『カツ丼』に登場。Z警察署の刑事で係長。ヒーロー協会のことを快く思っておらず、警察があればヒーロー協会など必要ないとさえ考えている。不細工な子供(村田版ではタレオ)声 - 藤原夏海10歳。いじめられていたところをガロウに救われた少年。それが原因で怪人協会に目をつけられ誘拐されたが、ガロウに救出された。密かにヒーローになることを夢に見ているが、運動は苦手。自分と同い年でヒーローをしている童帝に憧れている。村田版では、ヒーローや怪人の情報が記載された書籍「ヒーロー名鑑」を持っており、「ヒーロー狩り」のためにヒーローの情報を探るガロウと関わりを持つことになる。また、雷光ゲンジからサインをもらっている。怪人化になったガロウに最初は恐怖したものの、それでも自分をてくれた彼は根まで悪ではないという信じており、サイタマにも暴走したガロウ「倒す」ではなく「止めてほしい」と懇願するほどである。ゼンコ声 - 真野あゆみバッド(金属バット)の妹。ピアノを習っている。気の強い性格で、兄がS級ヒーローであることを学校に自慢することなく、一人の兄として慕っている。また、ガロウを相手に一歩も引かない胆力も持つ。実況(名前不明)声 - 手塚ヒロミチ村田版にのみ登場。スーパーファイトの実況を担当する男性。縦長のアフロヘアーにサングラスが特徴。格闘技の実況を担当しているが、目は節穴で、的外れな内容の物が多いうえに、チャランコ(サイタマ)の実力を終始見抜くことはなかった。たっちゃん声 - 関根有咲ガロウが見た走馬灯の中に登場した、ガロウの少年時代の同級生。クラスの中心的存在だったようで、独りぼっちだったガロウとは対極に位置する存在。友人のさぶちん、よっちゃんらと一緒に「ヒーローごっこ」と称してガロウをいじめていた。神現時点では一切の正体が不明な存在。別次元にいる存在らしく、時空を操れる能力者であるブラスト以外にはなす術がないとのこと。ブラストは、20年にわたって相棒や協力者と共に戦っている。ホームレス帝やガロウに力を与えた存在で、力を没収された者は灰のようになって死んでしまう。謎のキューブを使って人間と交信し、力の付与を持ち掛ける。ブラストは過去にムカデ長老との交戦中にカミと直接接触し、力の付与を持ち掛けられたが拒否して一戦を交えた。その時点ではヒーロー協会が総力をあげても対抗できないほどの存在で、シッチを除く他の職員やヒーローにはカミの存在を認識させない方が狙われるリスクがわずかでも減るとの理由から、表向きは理由を告げずに行方をくらましたことにした。 エリカビッグアイアンの恋人。フェザーが「アイアンフィスト」を追跡していることを勘付いたビッグアイアンに差し向けられ、フェザーに近付くが、いつの間にか彼に対して情が芽生えていた。タツマキが「アイアンフィスト」を一瞬で壊滅させたのを見て、フェザーからタツマキに乗り換えた。WARN「世界屈指の画力の低さ」で知られる漫画家。モデルは原作の作者ONE。約2年前に彼が連載していたウェブ漫画の更新が停止していたため不審に感じた知人が訪問するも、既に絶命しており白骨化した姿で発見された。警察は現場の形跡から犯行主を怪人と断定、捜査を引き継いだヒーロー協会はスネックにWARNを殺害した怪人の捜索および討伐を依頼した。しかしWARNを殺害した怪人は、ヒーロー協会幹部がペット・観賞用として横流しした個体で既に駆除されており、ヒーロー協会の醜聞拡散を防ぐために内々に処理された。オテント超能力結社「イレヴン」の首領。タツマキの命を狙っている。アニメオリジナル呉服屋声 - チョー単行本10巻付属のOVA『ロード・トゥ・ヒーロー』に登場。髪がなくなる前のサイタマがヒーロー活動をする中で破れてしまったジャージの修繕を無償でしてもらっていた呉服屋の主人。闇金業者から助けてくれたサイタマに感謝し、現在サイタマが着ているヒーロースーツを作り、アパートから追い出されたサイタマにZ市のゴーストタウンのことを教えた。マタギ声 - 辻親八BD/DVD収録のOVA第3話『こじれすぎる忍者』に登場。ソニックが森で知り合ったマタギ(猟師)。以前狂暴な大熊に襲われ、以来鉄砲を持つ手が震えるようになった。イノ声 - 佐藤奏美BD/DVD収録のOVA第3話『こじれすぎる忍者』に登場。ソニックが森で助けて懐いたウリ坊(猪の子)。用語解説ヒーロー協会関連ヒーロー協会とある人物に孫を怪人から救ってもらえた感謝から大富豪アゴーニにより3年前に設立されたヒーロー組織。主な活動は、犯罪者および怪人の掃討。ヒーロー協会に所属するヒーローは「プロヒーロー」と呼称される。所属するプロヒーローの人数は、ヒーロー協会に裏社会の住人が集められた時点(原作45撃目)では、S級17名・A級38名・B級101名・C級390名が所属しており、原作108撃目の時点では約600人。活動は寄付金によって賄われ、所属するヒーローは働きに応じてその寄付金を受け取っているが、寄付金を有効に使えていないことをアクセルに指摘されており、組織の維持費が膨大でクレームが毎日殺到している。ヒーロー協会のスポンサー企業もあるが、ネオヒーローズに異動するスポンサーもいる他、アマイマスクが怪人であることが発覚した際には損害賠償請求をすると言い出すスポンサーも現れた。 作中における「ヒーロー」とは「ヒーロー協会の名簿に登録されたプロヒーロー」を指し、そうでない者は個人で活動していても自称ヒーローでは「妄言を吐く変態」としか認識されず、白い目で見られる。村田版では武道家からプロヒーローに転身する者は「楽な業界に逃げた」と見なされる風潮にある[注 44]。協会に所属するにはヒーロー認定試験の受験が必要となる。合格後に、個々の特徴から付けられたヒーロー名(ヒーローネーム)を授与され、多くの者はそれで呼び合っている。各ヒーローは実績・戦闘能力・社会貢献度・大衆人気などを基準としてS・A・B・C級にランク付けされている。タンクトッパー、フブキ組などの徒党を組む派閥も存在。弱くても社会貢献が大きければランキングはある程度まで上がり、強くても実績がなければランクは低い。ただしS級は「戦闘力」を基準に選ばれているため、中には人助けを全く考慮しない者もいる。また各ランクの1位には、ひとつ上のランクへ昇格する権利が与えられるが、昇格そのものは任意であり、下位のヒーローの昇格を阻むためにあえて昇格せず1位へ留まる者、無免ライダーの様に昇格した先のランク(B級)では通用しないと判断してC級に留まる者もいる。 設立してから数年の組織であるが、施策や運営体制に疑問を持つ者が多く、一部プロヒーローによる戦闘時の過剰破壊行為と連携が取れず敗北を重ねるプロヒーロー達の姿を見た民衆からの信用を失い、世間のヒーロー協会への不満が高まり、寄付金の横領など職員の不祥事が各メディアにリークされている。童帝によると一部のヒーロー協会幹部が、過去に拘束した怪人・怪獣をペットや観賞用の商品として横流ししており、それらが流通の過程や買い手の元で脱走したり災害を起こしたことが何回もあり、犠牲者も出ている。これがネオヒーローズの設立のきっかけになる。村田版では警察組織との軋轢や幹部クラスの腐敗などがたびたび描かれており、ヒーロー協会に助けを求める警察に対して挑発的な態度を取った挙句に怪人の襲撃に乗じて警察を陥れつつヒーロー協会の権限拡大を画策する者、寄付金を私物化して豪遊する幹部、ヒーローにランク昇格や特別報酬を餌に個人的な仕事を内密に依頼する重役もいる。また、ヒーロー協会最高顧問で支援者でもあるナリンキの息子ワガンマが怪人協会に誘拐され、さらに怪人によるヒーロー協会本部施設への侵入を許してしまいヒーロー協会幹部が殺害されるという失態が民衆に知れ渡る。 S級ヒーロー当初A・B・C級しかランクのなかったヒーロー協会において、軍の一個師団並みの戦闘力を持つ稀有な人材を選抜するために設けられた階級。メンバーの強さは基本的に災害レベル鬼〜竜を単独で対処できるほどだが、強さに重点を置いているため曲者揃いで、協調性は低い。タツマキやメタルナイト(ボフォイ博士)の様に、ヒーロー協会の監視下に置かれているヒーローもいる。A級ヒーロー多くのヒーローの最終目標であるランクのヒーロー。一般人の知名度および社会的影響度も高い。メンバーの強さは災害レベル虎を単独で対処できるくらいの実力。B級ヒーローC級から昇格したヒーロー。最大勢力としてフブキ率いる「フブキ組」が存在する。メンバーの強さは災害レベル狼を単独で対処できるくらいの実力。C級ヒーロー最下級ランクのヒーロー。所属するヒーローの戦闘能力は一般人より少し強い程度と大差なく、怪人との戦闘ではあまり役に立たないと思われている。普段は主に強盗やひったくりなど、人間の犯罪者を退治して過ごしている。 数が多いために足切りされることが多く、一週間ヒーロー活動を行わなかった者は名簿から除名されてしまう。そのため自主的な活動を行わなければヒーローを続けるのは難しく、挫折して転職する者も多い。定期災因調査ヒーロー協会が治安維持のために実施している調査。怪人の発生やテログループの水面下での活動など、不穏な動きが大きな災害に発展する前に事前に情報を掴んでおくことが主な目的である。地域の危険度に応じた強さや人数のヒーローを現地に派遣し、実態を調査。上がってきた調査内容を基に、協会本部が対策を検討する。ヒーロー協会本部シッチがボフォイ博士に当施設の建設を依頼したことで堅固な要塞と化している。ダークマター襲撃事件後はより要塞化され、各地に迅速に駆けつけられるように周辺道路の整備、およびA級以上のヒーローは本部に家賃ゼロで住む権利が与えられるようになった。グリーンによれば数千世帯の収容が可能で、協会関係者のみでは部屋が余り、資金集めのため高級物件として富裕層にも売り出している。アクセルに「金持ち専用のシェルター施設」と皮肉られている。 対怪人災害総合防衛システム原作96撃目に登場。ボフォイ博士が設計・製作したシステムおよび防衛ロボ。防衛ロボ一台につき約90億円もの開発費がかかっている。特殊なセンサーにより敷地内に侵入しようとする災害因子に反応して、迎撃および抹消する仕組みで、多様な局面を想定したAIが怪人のレベルに合わせて対応する。ヒーロー協会職員は、説明会に参加した富裕層たちに「メタルナイト曰く、防衛システムだけでA級ヒーロー全員分以上の働きを魅せる」と説明しており、これを聞いたA級ヒーローのグリーンは「これは屈辱的」と呟いた。刑務サポーターヒーロー協会が始めた施策。各地の刑務所から一定以上の戦闘力が見込める囚人を選別してヒーロー活動のサポートをさせる。ぷりぷりプリズナーが指導に従事している。その他怪人人類に害を成す存在。村田版では、原則として例外なく駆除の対象とされている。ジーナスによると、広義の怪人とは以下のケースに分類される。
市A市サイタマが物語冒頭でワクチンマンと交戦した市で、現在はヒーロー協会本部が設立されている。 S級ヒーローの緊急集会中にダークマターの宇宙船による砲撃を受け、ヒーロー協会本部を残して消滅。その後はボフォイ博士が単独で市内の全面工事を行い、ヒーロー協会本部から伸びる道路でどの町にも迅速に駆けつけることができるようになった。B市サイタマに討伐されたマルゴリが転倒し、消滅した市。その後の復興はあまり進んでいない。C市スーパーファイトが行われている市。D市マルゴリが出現し、腕を一振りしただけで消滅した市。B市同様、その後の復興はあまり進んでいない。雷光ゲンジの管轄内。E市『E市わくわく動物パーク』という動物園がある市。F市ハンマーヘッドら新都団(桃源団)がテロ行為を行った市。スネックの管轄内。G市シババワの在住していた市。J市海人族がサイタマ、スティンガーと交戦し、その後深海王がヒーローを次々に撃破した市。避難用シェルターが存在しているが、深海王によって一部分を破壊されている。 L市ウナギドラゴンが出現した市。ブルーによって倒され、街も半壊で収まった。M市中央公園付近でジェノスが機神ヅシモフ (G4) と交戦した市。キングの住むアパートがある。N市ヘビースモーカーが現れた市。撃退することはできたが、ヘビースモーカーの毒煙により、除染作業が出来ず避難区域を拡大することになった。P市シュウゴウタイが現れた都市。タツマキによって全滅したが、都市を食い尽くされ、タツマキが戦闘の際に街を破壊したと誤解を招く結果になる。Q市村田版にのみ登場。災害発生件数、出現怪人の平均レベルともに圏内屈指のホットゾーン。番犬マンの管轄内。R市イケメン仮面アマイマスクと微炭酸BOYSが所属しているイケメンキャッスルが存在する市。S市ムカデ長老が現れた市。金属バットとの戦闘の最中に重大な被害をもたらし街が停止した。Y市 村田版にのみ登場。童帝のラボが存在する市。機神ミラーによって周囲を破壊されたが、全壊は免れる。Z市サイタマやジェノスの在住した市。怪人協会の拠点でもあった。村田版では最近怪人発生件数が急増しているため人々が引っ越して一部がゴーストタウン化している上、(主にサイタマが原因で)並の怪人すら寄り付かなくなっており、サイタマの住居や怪人協会本部もそのゴーストタウンの中にある。郵便も落下傘やドローンで投函されるなど物騒であるが、それゆえに家賃がとても安い。避難用シェルターも存在するが、避難時に尿意を抑えきれず外に出ようとしたサイタマが破壊してしまった。サイタマの一撃で破壊された巨大隕石の破片によって甚大な被害を受けたものの、奇跡的に死者は出なかった。後に怪人協会とヒーロー協会の戦闘の余波を受けた結果ゴーストタウンも壊滅、サイタマは住居を失った。書誌情報
テレビアニメ
テレビ東京ほかにて、第1期は2015年10月から12月まで放送された。 第2期は同局ほかにて2019年4月から7月まで放送された[21]。AT-Xを除く全局では、開始前週に戸田恵子のナレーションによる特番『一撃でわかる!TVアニメ「ワンパンマン」マジ振り返り!』が放送された[22]。第2期からはテレビ愛知が追加された一方で1期を放送していたTVQ九州放送とBSテレビ東京が放送局から外れた。 第3期は2022年8月に制作が発表された[23]。 ストーリーは村田版をベースにしつつ、アニメオリジナルシーンも多く挿入されている。 スタッフ
主題歌オープニングテーマ歌唱はJAM Projectによる。 「THE HERO !! 〜怒れる拳に火をつけろ〜」第1期オープニングテーマ。作詞・作曲は影山ヒロノブ、編曲は宮崎誠。「静寂のアポストル」[25]第2期オープニングテーマ。作詞は森雪之丞、作曲はヒカルド・クルーズ、編曲は宮崎誠。エンディングテーマテレビ本編「星より先に見つけてあげる」 第1話から第11話のエンディングテーマ。作詞は畑亜貴、作曲・編曲は前山田健一、歌は森口博子。「悲しみたちを抱きしめて」第12話のエンディングテーマ。作詞は畑亜貴、作曲・編曲は飯塚昌明、歌は森口博子。「地図が無くても戻るから」[21]第2期エンディングテーマ。作詞は畑亜貴、作曲・編曲は本多友紀、歌は古川慎。OVA「ワンパン音頭」第1期OVAエンディングテーマ。楽曲名の頭には歌唱するキャラクターの名前がつき、第6話のみ「ミンナの」と表記される。作詞は結城アイラ、作曲・編曲は宮崎誠。歌唱は第1・4話がサイタマ(古川慎)、第2話がジェノス(石川界人)、第3話が音速のソニック(梶裕貴)、第5話が戦慄のタツマキ(悠木碧)と地獄のフブキ(早見沙織)、第6話が第5話までの面々に加えてキング(安元洋貴)と無免ライダー(中村悠一)が担当する。各話リストアニメ本編のサブタイトルは「○○の××」、OVA第1期は「ロード・トゥ・ヒーロー」を除く各エピソードが「○○すぎる××」で統一されており、各話に登場する事柄を含んだものとなっている。 テレビアニメ
放送局
BD / DVD映像特典としてONE原案による完全オリジナルストーリーのOVAを収録。
Webラジオ『ワンパンマン 正義執行!マジラジオ!』は、2015年11月13日から2016年10月14日までHiBiKi Radio Stationにて配信されていたWEBラジオ番組[32]。隔週金曜更新。パーソナリティは古川慎(サイタマ 役)。 2016年3月27日に発表された第2回アニラジアワードにおいて、「BEST MALE RADIO 最優秀男性ラジオ賞(新人枠)」を受賞した[33]。2016年5月29日にアニメイト新宿にて公開録音が行われ、ラジオCD第2巻に収録された。 コーナー
トレーディングカードゲームONE PUNCH MAN ハチャメチャカードゲーム2015年11月21日にタカラトミーから発売。コンピュータゲームONE PUNCH MAN A HERO NOBODY KNOWS2020年2月27日にPlayStation 4とXbox One用のゲームソフトとしてバンダイナムコエンターテインメントから発売。ONE PUNCH MAN 一撃マジファイト2020年10月29日にスマートフォン用(iOS・Android)のゲームアプリとしてグリーから配信開始。2021年1月18日に韓国版の事前登録が開始された。ワンパンマン:最強の男2021年1月18日にスマートフォン向けゲームアプリとして登録。リアル脱出ゲームリアル脱出ゲーム×ワンパンマン 怪人復活災害からの脱出2020年12月23日からSCRAPナゾビル吉祥寺(現・リアル脱出ゲーム吉祥寺店)、2021年1月6日からアジトオブスクラップ大阪ナゾビル(現・リアル脱出ゲーム大阪恵美須町店)、2021年1月8日からナゾ・コンプレックス名古屋(現・リアル脱出ゲーム名古屋店)にて開催。施設内外を探索する周遊型の体験型ゲームイベント。リアル脱出ゲーム(SCRAP)主催・企画制作、よだかのレコード謎制作。脚注注釈
出典[脚注の使い方]
以下の出典は『集英社の本』(集英社)内のページ。書誌情報の発売日の出典としている。
外部リンク
ONE PUNCH MAN ハチャメチャカードゲームに関するカテゴリ:
S級ヒーロー何人?S級ヒーローとは、ヒーロー協会において認定された、単独で災害レベル「鬼」の怪人を撃破可能な戦闘能力を持つ17人のトップヒーローです(確実に撃破できるわけではありません)。 この世界では怪人の危険度が5段階の災害レベルで区分されています。
ワンパンマンS級1位だれ?ブラストはヒーロー協会に所属するS級1位のトップヒーローです。 しかし、他のヒーローたちとは異なり協会から依頼を受けて動くことはなく、協会上層部でさえその動向を把握していない謎に満ちた人物。 その為、同じS級ヒーロー達でもブラストに会ったことがある者は限られ、永らく本編でも未登場のままとなっていました。
ワンパンマンB級の順位は?1位:地獄のフブキ. 2位:マツゲ. 6位∶ワイルドホーン. 21位:メガネ. 25位∶ピンクホーネット. 39位∶スメルマスター. 39位∶引きこも侍(ONE版). |