標準的な発育をしている乳児の体重が約2倍になる時期はどれか?

第4回

シックハウス症候群の原因と考えられているのはどれか。(第101回)

  1. 電磁波
  2. アスベスト
  3. 窒素酸化物
  4. ホルムアルデヒド

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正解:4 新築の家の建材等に含まれるホルムアルデヒド、トルエン、キシレン等が揮発することによって起こる。現在は建築基準法等によって規制されている。

看護師に求められるアドボケーターの役割はどれか。(第101回)

  1. 指示者
  2. 責任者
  3. 代弁者
  4. 調整者

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正解:3 アドボケーターとは日本語で「代弁者」と訳される。看護師は、常に患者の様々な権利擁護の代弁者の立場であり続ける必要がある。

マズロー,A.H.の基本的欲求階層論で最も低次の欲求はどれか。(第102回)

  1. 自己実現の欲求
  2. 所属と愛の欲求
  3. 生理的欲求
  4. 安全の欲求

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正解:3 マズローの基本的欲求階層論における「低次欲求」とは、最下層の「生理的欲求」を意味する。生理的欲求とは、生きていく上で最優先で満たさなければならない欲求であり、食欲、排泄欲、睡眠欲などがこれに相当する。

標準的な発育をしている児において脳重量が成人の約90%に達する年齢はどれか。(第102回)

  1. 5~6歳
  2. 8~9歳
  3. 11~12歳
  4. 15~16歳

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正解:1 新生児の脳の重量は350~400gである。乳児期(生後8か月頃)に約2倍となり、5~6歳で成人の脳重量(1,200g~1,400g)の約90%に達する。

訪問看護ステーションの管理者となることができるのはどれか。(第101回)

  1. 医 師
  2. 看護師
  3. 薬剤師
  4. 管理栄養士
  5. 社会福祉士

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正解:2 訪問看護ステーションは看護の事業所である。後期高齢者医療確保法・健康保険法・介護保険法の3つの法律に基づく。開設には、最低常勤換算で2.5人の看護職員が必要である。管理責任者は、常勤の保健師と看護師であり、医師や薬剤師などは適応されない。

キューブラ・ロスによる死にゆく人の心理過程で第1段階はどれか。(第95回)

  1. 死なねばならないことへの怒り
  2. 延命のための取り引き
  3. 死を認めようとしない否認
  4. 死の恐怖や不安による抑うつ

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正解:3

キューブラ・ロス「死の受容過程」 第1段階「否認」 第2段階「怒り」 第3段階「取り引き」 第4段階「抑うつ」 第5段階「受容」

  1. 死なねばならないことへの怒り 怒りは第2段階である。
  2. 延命のための取り引き 取り引きは第3段階である。
  3. 死を認めようとしない否認 否認は第1段階である。
  4. 死の恐怖や不安による抑うつ 抑うつは第4段階である。

振動が原因となる職業性疾病はどれか。(第104回)

  1. 中皮腫
  2. 熱中症
  3. 高山病
  4. 白ろう病

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正解:4
  1. 中皮腫とは、胸膜の中皮細胞から発生する腫瘍で、良性と悪性がある。良性は限局性で予後良好のことが多いが、悪性は早期に発見しにくく、予後は不良である。悪性中皮腫はアスベストの吸入によるものが多く、職業性疾病の代表である。
  2. 熱中症は、高温多湿の環境下で運動や作業をおこなうときに見られる、熱けいれん、熱射病などの温熱障害をいう。
  3. 高山病とは、高地で酸素が欠乏することが原因で生じる低酸素血症で、浮腫や頭痛、悪心などを伴う。
  4. 白ろう病とは、林業などのチェーンソー、削岩機などによる局所振動刺激により、血液循環が障害されて手指の冷えやしびれ、レイノー現象が生じるものをいう。

日和見感染症はどれか。 (第98回)

  1. 麻 疹
  2. インフルエンザ
  3. マイコプラズマ肺炎
  4. ニューモシスチス肺炎

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正解:4 日和見感染とは、本来の免疫系では発症しない感染力の弱い感染症のこと。エイズや強力な抗癌治療などで観察される。ニューモシスチス・カリニ肺炎、重症カンジダ症、難治性ヘルペス、カポジ肉腫など。

モル塩化カリウム注射液で誤っているのはどれか。(第93回)

  1. 乏尿と無尿時には禁忌である。
  2. 希釈し点滴静脈内注射を行う。
  3. 原液(1モル)で静脈内注射を行う。
  4. 副作用に心臓伝導障害がある。

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正解:3
  1. 乏尿や無尿時には、カリウムが排泄されずに高カリウム血症となる。高カリウム血症は心停止のリスクとなるのでカリウムの投与は禁忌となる。
  2. 1モルの塩化カリウム注射液は高濃度の原液であり、必ず希釈して(薄めて)用いる。
  3. 1モルの塩化カリウム注射液は高濃度の原液であり、必ず希釈して(薄めて)用いる。
  4. 高カリウム血症では心筋の脱分極が起こりやすくなり、心室細動に移行して心停止のリスクとなる。

鍵をかけて保管しなければならない薬剤はどれか。(第94回)

  1. ヘパリンナトリウム
  2. 風疹ワクチン
  3. 塩酸モルヒネ
  4. インスリン

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正解:3 薬物の保管については、特に毒薬、麻薬、向精神薬の3種は鍵をかけて保管しなければならない。

右片麻痺患者の寝衣交換で適切なのはどれか。(第103回)

  1. 左から脱がせ、右から着せる。
  2. 左から脱がせ、左から着せる。
  3. 右から脱がせ、左から着せる。
  4. 右から脱がせ、右から着せる。

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正解:1 麻痺のある患者の寝衣交換は、健側(本問では左)から脱がせ、患側(本問では右)から着せる。

看護師のボディメカニクスで正しいのはどれか。(第99回)

  1. 立位では基底面を広くとる。
  2. 動作時の重心は高い位置におく。
  3. 重心線は基底面の利き腕側におく。
  4. 足と床との間の摩擦力を小さくする。

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正解:1
  1. ボディメカニクスとは効率のよい体の使い方である。立位時基底面積を広くとることは安定性が高まる。
  2. 重心線を低い位置におくことで安定性が高まる。
  3. 重心線は基底内を通す。
  4. 足底の接地面を広くし、足と床との摩擦力を大きくし、支持面積を広くすることで安定性が高まる。

我が国の平成16年(2004年)の老年人口(65歳以上)の構成割合に最も近いのはどれか。(第96回)

  1. 15%
  2. 20%
  3. 25%
  4. 30%

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正解:2 平成16年(2004年)当時、日本の老年人口の構成割合は19.5%であった。その後も年々増え続け、平成25年(2013年)には25%を超え、平成28年には女性の高齢者割合が初めて30%を超えた。全人口の4人に1人以上が高齢者。

乳幼児で人見知りが始まる時期はどれか。(第104回)

  1. 生後1~2か月
  2. 生後6~8か月
  3. 生後18~24か月
  4. 生後36~42か月

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正解:2
  1. 生後1か月ごろの乳児には、物をじっと見つめる注視がみられる。
  2. 生後4か月ごろから母親など特定の人の顔を識別できるようになり、生後6~8か月ごろから人見知りが始まる。
  3. 1歳半(生後18か月)ごろから同年代の仲間に関心を持つようになる。感情面では、嫉妬という感情がめばえる。
  4. 3歳(生後36か月)ごろから仲間との交流が始まり、4歳(生後48か月)ごろに特定の子どもとの交流が始まる。

健康な成人の血液中に最も多い抗体はどれか。(第97回)

  1. IgA
  2. IgE
  3. IgG
  4. IgM

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正解:3
  1. IgAIgAは母乳、唾液など細胞外に分泌される特徴をもつ抗体である。
  2. IgEIgEはヒスタミンの分泌によるⅠ型アレルギーに関わる抗体である。
  3. IgGIgGは血中で最も小さく、最も多く存在する抗体である。
  4. IgMIgMは最も大きく、生成の速い抗体である。

インフォームドコンセントの説明で正しいのはどれか。(第100回)

  1. 病歴を個室で聴取すること
  2. 処置の優先順位を判断すること
  3. 説明したうえで同意を得ること
  4. 障害者と健常者を区別しないこと

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正解:3 医療従事者と患者間の「説明と同意」の事である。

乳児期の特徴はどれか。(第102回)

  1. 分離不安
  2. 第一次反抗期
  3. ギャングエイジ
  4. 自我同一性の確立

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正解:1
  1. ボウルビーによると、生後6か月を過ぎると母子間に愛着が形成されるようになる。その頃から母親がそばを離れると、泣いたり探し求めたりするようになる。
  2. 2歳頃を中心に幼児期にみられるもので、「自我の発達」に伴って、子どもをしつけようとする親などに対する反抗的態度がみられる時期のこと。
  3. 学童期後半にみられる発達危機の1つ。仲良しのグループが自発的に徒党集団を組んで結束し、行動する時期をいう。集団内の厳正なルール規範を守ることで社会生活に必要な人間関係や社会性を身につけていく。
  4. エリクソンのライフサイル説では、自我同一性(アイデンティティ)の確立が思春期の発達課題であるとしている。

血小板の機能はどれか。(第94回)

  1. 抗体産生
  2. 浸透圧調整
  3. 酸素の運搬
  4. 血液凝固

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正解:4
  1. 抗体産生抗体の産生は形質細胞によって行われる。
  2. 浸透圧調整浸透圧の調節はナトリウムなどによって行われる。
  3. 酸素の運搬酸素の運搬はヘモグロビンによって行われる。
  4. 血液凝固血液凝固は血小板やフィブリノゲンによって行われる。

体温調節中枢はどれか。(第93回)

  1. 延 髄
  2. 視床下部
  3. 小 脳

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正解:2
  1. 延髄は循環・呼吸・消化などの中枢である。
  2. 視床下部は体温調節、食欲、性周期の調節などの中枢である。
  3. 小脳は四肢の運動の調節や、連続する運動の記憶などの中枢である。
  4. 橋は脳幹を経由する伝導路の中継となる中枢である。

最終月経の初日を0日とすると分娩予定日は何日目か。(第98回)

  1. 260
  2. 280
  3. 300
  4. 320

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正解:2 分娩予定日は最終月経の第1日に280日を加えた日となる。

体重が出生時の約2倍になる時期はどれか?

成熟では生後3~4月で、体重出生時のおよそ2倍になるため、正しい。 生後6~7月では、成熟では体重が出生時2倍以上となる

身長が出生時の2倍になる時期はどれか?

4歳頃には出生時の2倍の約100cmまで成長します。 体重も身長と同様に、生まれてからの1年間の増加量が非常に大きいです。 具体的には、出生時に約3kgだった体重が、1歳には3の約9kgとなります。

1ヶ月児の標準的な1日の体重増加量はどれか?

生後1ヶ月頃は、1日に30g程度ずつ増えるとされています。 1ヶ月で1kg以上増える子も多くいます。 赤ちゃんが成長するにつれて、体重増加は緩やかになっていきます。

標準的な発育をしている子において体重が出生時の約2倍になる月齢はどれか?

6 標準的な発育をしている児において体重が出生時の約2倍になる月齢はどれか。 乳幼児身体発育調査(平成22年)をみると、出生時の平均体重3kgであるが、3月ごろには約2倍、1年ごろには3なる