同一区画のコンクリート打込み時における打重ね時間の限度については、外気温が25℃を超えていたので、150分を目安としていることを確認した。

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同一区画のコンクリート打込み時における打重ね時間の限度については、外気温が25℃を超えていたので、150分を目安としていることを確認した。

第21回 コンクリート工事② 2021年9月8日

【No.1】コンクリート工事におけるコンクリートの調合計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 計画供用期間の級が「標準」の建築物における高強度コンクリートの調合において、骨材事情により高性能AE減水剤を用いても良好なワーカビリティーを得るのが困難であったため、単位水量を185kg/m³とした。
  2. 水密コンクリートの調合において、普通ポルトランドセメントを用いる場合の水セメント比を55%とした。
  3. 乾燥収縮ひずみを小さくする目的で、粗骨材を安山岩砕石から石灰岩砕石とした。
  4. アルカリ骨材反応の抑制対策として、JIS規格品の高炉セメントC種を使用した。

【解説】

2.JASS5.23.5.a(1)より 水セメント比はコンクリートの水密性と密接な関係を有し、水セメント比が55〜50%以下になると水密性は著しく向上する。特に水密性を必要とする水密コンクリートの水セメント比は50%以下とする。

正解 2

【No.2】コンクリート工事におけるコンクリート打設時の品質管理に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 設計基準強度が60N/mm²の高強度コンクリートにおいて、コンクリートの練混ぜから打込み終了までの時間の限度については、外気温にかかわらず、原則として、120分とする。
  2. 同一区画の打込み継続中における打重ね時間の限度については、外気温が25℃未満の場合、原則として、180分とする。
  3. 流動化コンクリートの流動化剤の添加及び流動化のための攪拌については、工事現場において行った。
  4. コンクリートポンプによる圧送において、粗骨材の最大寸法に対する輸送管の呼び寸法については、粗骨材の最大寸法が25mm以下の場合、100A以上とする。

【解説】

2.JASS5.7.5fより 打重ね時間間隔の限度は、一般的には外気温が25℃未満の場合は150分、25℃以上の場合は120分を目安とし、先に打ち込んだコンクリートの再振動可能時間以内とする。

正解 2

コンクリートの調合に関しては、強度のほかワーカビリティーの確保やひび割れへの影響など、様々な要素を考慮しなければなりません。例題のNo.2の設問の枝の中には、やや詳細な専門知識が含まれていますが、正解枝の2は比較的基本知識の応用とも言えるものです。このように、基本的な事項を正しく理解しておけば、難問と思われるものでも対応できる場合も少なくありませんので、落ち着いて身につけた知識を生かせるように心掛けるとよいでしょう。
No.2はコンクリートの打設に関する問題です。打設時間の限度については、「打重ねの時間間隔」についてのものと、「コンクリートの練混ぜから打ち込み終了までの所要時間」についてのものがありますので、混同しないように注意しましょう。

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1級建築士 令和元年問題 学科Ⅴ施工 2019 (R01) /10/15

同一区画のコンクリート打込み時における打重ね時間の限度については、外気温が25℃を超えていたので、150分を目安としていることを確認した。


1R01Ⅴ【問 12】
プレキャスト鉄筋コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.プレキャスト部材の組立精度の検査においては、特記がなかったので、柱・壁の垂直部材と梁・床の水平部材とも、組立て作業中の仮固定完了後、次のプレキャスト部材が組み立てられる前に、全数について、それぞれ±5mmを判定基準として行った。

2.工事現場において、バルコニー付きの床のプレキャスト部材を平置きで仮置きするので、ひび割れや変形等が生じないように、台木の位置を、組立て後にプレキャスト部材が支持される位置からできるだけ離した。

3.プレキャスト部材の製造工場における製品検査において、外壁のプレキャスト部材の屋外に面する部分に、幅0.10mm以下のひび割れがあったが、外壁の性能上支障がないと判断し、プレキャスト部材製造要領書に従って、初期補修用プレミックスポリマーセメントペーストによる補修を行ったうえで合格とした。

4.プレキャスト部材の製造に当たり、脱型時に表面温度が高いプレキャスト部材においては、表面部の温度が外気温と同程度となるまで水密シートによる養生を行った。


× 2.
台木の位置は、組立て後にプレキャスト部材が支持される位置とする。

2019-10-15 08:10 : 1級建築士 : コメント : 0 : トラックバック : 0 : ↑

1級建築士 令和元年問題 学科Ⅴ施工 2019 (R01) /10/14

同一区画のコンクリート打込み時における打重ね時間の限度については、外気温が25℃を超えていたので、150分を目安としていることを確認した。


1R01Ⅴ【問 11】
図に示すコンクリート工事におけるフレッシュコンクリートの現場受入れ時の品質検査に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
ただし、設計図書において、コンクリートは普通コンクリートとし、調合管理強度は27N/mm2、スランプは18cmと指定されているものとする。
また、「寒中コンクリート」には該当しないものとする。

同一区画のコンクリート打込み時における打重ね時間の限度については、外気温が25℃を超えていたので、150分を目安としていることを確認した。

1.スランプ試験の結果は、合格であると判断した。

2.空気量試験の結果は、合格であると判断した。

3.コンクリートの温度測定試験の結果は、合格であると判断した。

4.コンクリートの塩化物含有量試験の結果は、合格であると判断した。


× 2.
空気量試験の標準値は4.5%、許容差は±1.5であり、試験結果の6.1%は不合格。

2019-10-14 04:20 : 1級建築士 : コメント : 0 : トラックバック : 0 : ↑

1級建築士 令和元年問題 学科Ⅴ施工 2019 (R01) /10/13

同一区画のコンクリート打込み時における打重ね時間の限度については、外気温が25℃を超えていたので、150分を目安としていることを確認した。


1R01Ⅴ【問 10】
コンクリート工事に関する記述において、監理者が一般に行うものとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。

1.単位水量が180kg/m3と指定されたコンクリートにおいて、打込み中に品質変化が見られたので、単位水量が180kg/m3であることを、レディーミクストコンクリート工場の製造管理記録により確認した。

2.特記のないコンクリートの打継ぎにおいて、やむを得ず、梁に鉛直打継ぎ部を設けなければならなかったので、スパンの中央又は端から1/4の付近に打継ぎ部が設けられていることを確認した。

3.普通コンクリートにおける構造体コンクリートの強度の検査において、1回の圧縮強度の試験に用いる供試体については、レディーミクストコンクリートの受入れ検査と併用しないこととなっていたので、工事現場において適切な間隔をあけた3台の運搬車から各1個ずつ、合計3個採取されていることを確認した。

4.同一区画のコンクリート打込み時における打重ね時間の限度については、外気温が25℃を超えていたので、150分を目安としていることを確認した。


× 4.
120分以内とする。

2019-10-13 04:05 : 1級建築士 : コメント : 0 : トラックバック : 0 : ↑

1級建築士 令和元年問題 学科Ⅴ施工 2019 (R01) /10/12

同一区画のコンクリート打込み時における打重ね時間の限度については、外気温が25℃を超えていたので、150分を目安としていることを確認した。


1R01Ⅴ【問 9】
型枠工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.型枠支保工の構造計算における水平荷重については、支柱に鋼管枠を使用するに当たり、支保工の上端に設計荷重(鉛直荷重)の2.5/100に相当する値が作用することとした。

2.コンクリート打放し仕上げに使用するせき板に、「合板の日本農林規格」第5条「コンクリート型枠用合板の規格」による表面加工品を使用するに当たり、特記がなかったので、厚さが9mmのものを使用した。

3.計画供用期間の級が「標準」の建築物において、せき板の取外し後に湿潤養生をしない計画となっていたので、構造体コンクリートの圧縮強度が10N/mm2以上に達するまで、せき板を存置した。

4.片持ちスラブを除くスラブ下の型枠支保工の取外しについては、コンクリートの圧縮強度によることとしたので、圧縮強度が12N/mm2以上であること、かつ、施工中の荷重及び外力について、構造計算により安全であることを確認したうえで行った。


× 2.
厚さは12mmとする。

2019-10-12 08:05 : 1級建築士 : コメント : 0 : トラックバック : 0 : ↑

1級建築士 令和元年問題 学科Ⅴ施工 2019 (R01) /10/11

同一区画のコンクリート打込み時における打重ね時間の限度については、外気温が25℃を超えていたので、150分を目安としていることを確認した。


1R01Ⅴ【問 8】
図中のア~エについて、鉄筋工事における柱主筋、大梁主筋等の一般的な継手位置(範囲)として、最も不適当なものは、次のうちどれか。
ただし、鉄筋の継手は、ガス圧接継手とする。

同一区画のコンクリート打込み時における打重ね時間の限度については、外気温が25℃を超えていたので、150分を目安としていることを確認した。

1.ア
2.イ
3.ウ
4.エ


× 3.ウ
大梁の下端筋の継手位置(範囲)は、梁端から梁の中央に向かって梁のせい(D)の位置には継手を設けない。

2019-10-11 04:19 : 1級建築士 : コメント : 0 : トラックバック : 0 : ↑

外気温が25℃以上の時の、コンクリートの練混ぜから打込み終了までの時間の限度はどちらか。?

コンクリートの練混ぜから打込み終了までの時間の限度は、外気温が25℃未満のときは120分、25℃以上の時は90分と定められています。

高強度コンクリートの打ち重ね時間は?

設計基準強度が60N/mm²の高強度コンクリートにおいて、コンクリートの練混ぜから打込み終了までの時間の限度については、外気温にかかわらず、原則として、120分とする。 同一区画の打込み継続中における打重ね時間の限度については、外気温が25℃未満の場合、原則として、180分とする。

コンクリートの打重ね時間は?

コンクリート打ち重ね時間は、「2層以上コンクリート設する際に、上下の層が一体となるために守らなければならない時間」です。 コンクリートを二層以上に分けて打ち込む場合、外気温が25℃以下なら150分以内、外気温が25℃を超える場合なら120分以内に終えなくてはいけません。

高流動コンクリートの打ち込み時間は?

強度コンクリート高流動コンクリートの「練混ぜから打込み終了までの時間」は、外気温にかかわらず120 分以内とする。 25℃未満だと、コンクリートが固まりにくくなるので、どちらも30分プラス。 25℃が境界だということもこの語呂合わせでしっかり覚えておきましょう。